注意: この記事は、Office 365 アップグレード サービス提供開始前に記載したものです。アップグレード実施時には、Microsoft 社から提供される最新の情報を確認してください!!

いよいよ今週末の2月27日(米国時間)に、新 Office 365 がリリースされます。
アップグレードへの備えとして、現在公開されているアップグレードに関する情報についてまとめます。

(2013/5/27)日本でのアップグレード スケジュールが通知されました。パートナー企業テナントが6月中旬以降、一般企業テナントが6月中旬から下旬にメール通知のようです。

【重要】日本のお客様のためのサービスアップグレードに関する資料とスケジュールについての情報
http://community.office365.com/ja-jp/blogs/office_365_technical_blog/archive/2013/05/26/some-news-about-office-365-service-upgrade-in-japan.aspx

(2013/5/28)公式の Office 365 サービスアップグレードに関するガイドです。

2013年のOffice 365 サービス アップグレードに関するガイド
http://community.office365.com/ja-jp/wikis/office_365_service_updates/4418.aspx

(2013/6/10)実際にサービス アップグレード通知を受け取られた方が、通知内容や手順等をキャプチャ付きで公開されています。

新しいOffice365 への社内先行アップグレードを実際にやってみました
http://www.office365room.com/office365/preceding-upgrade/

Office 365 のアップグレード通知

アップグレードが始まると、Microsoft 社より1ヶ月前にメールにて通知が届きます。テナント管理者は、そのメールを確認し「約3週間以内」にアップグレードの「実施」または「延期」を選択できます。

サービス アップグレード エクスペリエンス
http://community.office365.com/ja-jp/wikis/office_365_service_updates/3064.aspx

なお、「延期」は一度のみ選択可能で、「延期」を選択後に取り消すことは出来ません。「延期」を選択した場合、Microsoft 社により2ヶ月後以降のいづれかの日付にアップグレード実施日が再スケジュールされます。

延期
http://community.office365.com/ja-jp/wikis/office_365_service_updates/3066.aspx

また、この1ヶ月間で、最大100ユーザーの先行アップグレードを行うことが可能です。先行アップグレードを利用し、Exchange や Lync の機能を試したり、ユーザーマニュアルを準備することが可能です。

先行アップグレード
http://community.office365.com/ja-jp/wikis/office_365_service_updates/3065.aspx

Office 365 のアップグレード実施

アップグレードの詳細な日程については、実施2週間前に再度 Microsoft 社より通知されます。アップグレードの実施にあたっては、ユーザーが行う作業はありません。

Office 365 のアップグレード実施後の作業

アップグレード実施後に、ユーザーはいくつかの作業が必要です。

サービスのアップグレード完了後の作業
http://community.office365.com/ja-jp/wikis/office_365_service_updates/3484.aspx

ひとつは Lync クライアントのアップグレードです。E1、E2 ユーザーへは Lync Basic という新しいクライアントが提供されます。Lync Basic については、下記のブログで説明されています。

Lync Basicについて
http://genkiw.wordpress.com/2013/01/23/lync-basicについて/

SharePoint Online のアップグレード

(2013/5/16)米国の Office 365 ブログに SharePoint Online のアップグレードに関する記事が投稿されていました。詳しく書かれていますので、こちらも合わせてご参照ください。

Upgrading to the New SharePoint Online – Office 365 Technical Blog
http://community.office365.com/en-us/blogs/office_365_technical_blog/archive/2013/05/03/upgrading-to-the-new-sharepoint-online.aspx

(2013/7/16)Office 365 ブログで SharePoint サイトのアップグレードに関する記事が公開されていたようです。

サービスアップグレード後に SharePoint サイトをビジュアルアップグレードするには
http://community.office365.com/ja-jp/blogs/office_365_technical_blog/archive/2013/07/06/how-to-do-visual-upgrade-of-sharepoint-after-service-upgrade.aspx

SharePoint Online については、Office 365 のアップグレード後 3ヶ月以内にテナント管理者またはサイト コレクション管理者が手動でアップグレードを行う必要があります。3ヶ月を経過してもアップグレードが行われていない場合は、事前通知後に Microsoft 社にてアップグレード作業が実施されることとなりますので注意が必要です。

(2013/12/9)SharePoint Online サイト コレクション強制アップグレードが予告されました。2014年4月より開始とのことです。

【お知らせ】サービスアップグレード後の SharePoint Online サイトと個人用サイトの強制アップグレードのスケジュール
http://community.office365.com/ja-jp/blogs/office_365_community_blog/archive/2013/12/09/mysiteupgrade-and-sharepoint-site-upgrade-after-service-upgrade.aspx

手順は下記を確認してください。ここでは、一部補足を交えて説明します。

サイト コレクションをアップグレードする
http://office.microsoft.com/ja-jp/sharepoint-help/upgrade-a-site-collection-HA102865473.aspx

  1. サイト コレクションの正常性チェック
    まず始めに、「サイト コレクションの正常性チェック」を行います。これにより、利用中のサイト コレクションが、アップグレード実施に問題がないかの基本的な確認が行われます。
    この際、「リペア モード」といったモードがあり、「リペア モード」で実行した場合は、ページが既定にリセットされてしまうことがあるようです。
    ちなみに、新 Office 365 では、SharePoint Online のサイト コレクションを PowerShell を用いて管理出来るようになっています。現在運用しているサイト コレクションの数が多い場合は、下記のコマンドレットを用いてテナント管理者が一括で「サイト コレクションの正常性チェック」を実施が可能です。

    Test-SPOSite
    http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/fp161367.aspx

    「リペア モード」は下記のコマンドレットです。

    Repair-SPOSite
    http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/fp161376.aspx

  2. 評価サイト コレクション
    次に、「評価サイト コレクション」を作成します。これは、現在利用しているサイト コレクションのコピーをアップグレード評価用に作成し、ユーザーへ直接影響が及ばない形でアップグレードの評価を行えるものです。ここで、カスタマイズした機能やデザイン、移行後のインタフェースの動作を実際に確認できます。(おそらくですが、デザインのカスタマイズ等は、使えなくなるものが多いと思います。が、実際に試してみないと分かりません…。)
    「評価サイト コレクション」は一定の期間経過後に有効期限切れとなります。(オンプレの場合、既定は30日後です。)
    こちらも、下記のコマンドレットを用いて、テナント管理者が一括で「評価サイト コレクション」の作成が可能です。

    Request-SPOUpgradeEvaluationSite
    http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/fp161386

    (なお、オンプレと同様の動作を想定すると、これらの操作を実行した場合、直後に「評価サイト コレクション」が作成されるものではなく、「作成要求」としてスケジュールされるのみとなります。実際に作成されるのは、1日1回のジョブで行われるため、操作後に待ち時間が必要となります。)

  3. アップグレード
    最後に、アップグレードを実施し、ユーザーへ公開します。
    こちらも、下記コマンドレットを用いて、テナント管理者が一括で「アップグレード」の実施が可能です。

    Upgrade-SPOSite
    http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/fp161395

新 Office 365 は機能も強化され、ますます便利になった箇所も多くあります。この記事が、スムーズなアップグレードへ少しでもお役に立てたらと思います。新しい Office 365 楽しみですね。