先日、Yammer の今後のロードマップのひとつとして、Office 365 Groups との連携強化が発表されました。この機能が展開されれば、Yammer 内にグループを作成した際に、同時に Office 365 Groups にもグループが作成され、OneDrive を利用したドキュメント共有や、OneNote での情報共有、Skype を利用した会議なども Yammer グループへの参加メンバー間で利用が可能となります。

Yammer strengthens team collaboration through integration with Office 365 Groups
https://blogs.office.com/2016/09/26/yammer-strengthens-team-collaboration-through-integration-with-office-365-groups/

ただし、この機能が展開されるテナントには前提条件があるため、展開を望む場合は管理者による事前の確認・準備が必要になるようですので、それらの項目をご紹介したいと思います。

Office 365 テナントに紐付く Yammer ネットワークはひとつだけ

機能の展開当初、Office 365 テナントに紐付く Yammer ネットワークは、”ひとつだけ” である必要があります。例えば、Office 365 のテナントへ複数のメール ドメインを登録している場合、Yammer ネットワークはそのメール ドメインの数だけ存在している可能性があります。

これらの存在を確認するには、Office 365 の全体管理者で Yammer の「ネットワーク管理者」メニューにアクセスする必要があります。管理画面に「ネットワーク移行(または、Network Migration)」というメニューがあるので、それを開き、すべてのドメインがひとつの Yammer ネットワークに関連付けられており、ほかにネットワークが作成されていないことを確認します。複数の Yammer ネットワークがすでに存在する場合は、Yammer ネットワークの統合を行う必要があります。

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この Yammer ネットワークの統合は操作自体は簡単ですが、”統合される側のコンテンツは移行されない” ため、すでに運用されている環境では社内調整に非常に多くの時間を要することがあります。私の経験では、説明に回り、実際の利用状況を確認するなど数ヶ月かかりました…。

詳しい操作方法は、下記の公式マニュアルをご確認ください。

ネットワークの移行: 複数の Yammer ネットワークを統合する
https://support.office.com/ja-jp/article/a22c1b20-9231-4ce2-a916-392b1056d002

Yammer に Office 365 ID を適用する

次に、Yammer を利用する際に、必ず Office 365 の ID を利用するように設定しておく必要があります。ただしこの設定を行った場合、Office 365 にアカウントが存在しないユーザー(Yammer 独自の ID で利用しているユーザー)は Yammer へログインが出来なくなるため、場合に応じて設定前に確認が必要になります。。

この設定を確認するには、先ほどと同様に Office 365 の全体管理者で Yammer の「ネットワーク管理者」メニューにアクセスし、「セキュリティ設定」を開きます。すると、画面の一番下に「Yammer に Office 365 の ID を適用する」というチェックがあるため、これにチェックが入っていることを確認します。チェックが入っていない場合は、チェックを入れます。

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こちらも操作は簡単ですが、場合によっては確認・調整に時間を要することがあるかと思います。

詳しい操作方法は、下記の公式マニュアルをご確認ください。

Yammer ユーザーに Office 365 ID を適用する
https://support.office.com/ja-jp/article/008f940b-6bec-47fc-bcc6-9c6133467562

さいごに

今回ご紹介した項目や、Office 365 Groups と Yammer との連携により提供される機能の詳細などについて、現在のところ一番詳しく書かれているのは下記のサポート ページかと思います。

Yammer グループが Office 365 グループになる
https://support.office.com/ja-jp/article/d8c239dc-a48b-47ab-b85e-6b4b8191a869

Office 365 は、これまで多くのサービスが提供されてきましたが、最近の傾向としてはそれらを様々な形で組み合わせ、また、統合することで、新しい利用方法や利用する場面を提供しようとしているように思います。この Office 365 Groups と Yammer のグループ連携も、何か新しい場面で利用が出来ないかと今から楽しみです。