先週(4 月 20 日)、企業向け Office 365 サービスに接続可能な Office クライアントの要件を変更するという計画が Microsoft より発表されました。この変更点や問題点について書いておきたいと思います。

Office 365 ProPlus に関する更新
https://blogs.technet.microsoft.com/microsoft_office_/2017/04/21/office-365-proplus-updates/

2020 年に Office 365 システム要件変更~接続できる Office クライアントのポリシー変更【4/22 更新】
https://blogs.technet.microsoft.com/mpn_japan/2017/04/22/office-365-system-requirement-change-in-2020/

(2017/5/12 追記)今後の Office 365 ProPlus のアップデート タイミングの管理等についても情報がまとまっていましたのでリンクを追記します。

Overview of the upcoming changes to Office 365 ProPlus update management
https://support.office.com/ja-jp/article/78b33779-9356-4cdf-9d2c-08350ef05cca

接続要件の変更点

従来(2020 年 10 月 13 日まで)は、

  • Office 365 は、メインストリーム サポート中の Office を対象に開発が行われているため、Office 365 ProPlus を含む、メインストリーム サポート中の Office クライアントで接続することを強く推奨
  • 延長サポート中の Office クラインとでは、機能の制限などによるパフォーマンス低下があるものの接続可能

変更後(2020 年 10 月 13 日から)は、

  • Office 365 ProPlus またはメインストリーム中の Office クライアントで接続可能

という形に変更されるようです。今回の変更による対象は、企業向け Office 365 サービスのみで、Office クライアント単体や、オンプレミス サーバーに接続する Office クライアント、一般ユーザー向けサービスを利用する場合などは対象外のようです。

2020 年 10 月 13 日

この変更が適用される 2020 年 10 月 13 日ですが、一方で Office 2016 のメインストリーム サポートの終了期限でもあります。つまりは、2020 年 10 月 13 日以降に Office クライアントを利用して Office 365 に接続するためには、Office 365 ProPlus か、未だ発表やリリースはありませんが、次バージョンの Office クライアントが必要となります。これまで通り 3 年間隔でリリースされると考えると、2018 年後半または 2019 年前半にはリリースがあるのでしょうか?

いずれにしても、現時点で Office 365 ProPlus を利用していない場合には、期日までに必ず Office クライアントのバージョン更新が発生するという点が大きな問題となりそうです。本来、Office 2016 は 2025 年まで延長サポートの予定ですので、2025 年まで利用するつもりだった場合には計画変更が必要になります。

製品のライフサイクルの検索「Office 2016」
https://support.microsoft.com/ja-jp/lifecycle/search?alpha=Office%202016

2020 年には Windows 7 Service Pack 1 もサポート切れ

Windows 7 Service Pack 1 についても、2020 年 1 月 14 日に延長サポート終了期限を迎えますので、こちらもバージョン更新が必要になっています。

製品のライフサイクルの検索「Windows 7 Service Pack 1」
https://support.microsoft.com/ja-jp/lifecycle/search?alpha=%5C%22Windows%207%20Service%20Pack%201%5C%22

これから OS のバージョン更新を検討する場合には、Office クライアントのリリース情報も確認し、合わせて更新を計画しても良さそうです。

さいごに

Microsoft としてはこの要件変更により、Office 365 ProPlus への置き換えを強く推進したいのだと思います。ただ、2020 年ごろは、Windows 7 のサポート切れ対応とも重なるため、現場の苦労は決して少なくなさそうです。(そのためか、Microsoft も今回の発表を 3 年以上前に通知することにしたようです)

また、2020 年以降も、常に Office のメインストリーム サポートを追いかけ続けなければならないため、早めに計画を立てていく必要がありそうです。