この記事を書いている今日現在では、先行リリーステナントのみに配信されているようですが、SharePoint Online のモダン ページの機能が強化され「セクション レイアウト」機能が追加されたことにより、ユーザーがブラウザ上の簡単な操作で、ページ レイアウトを自由に作成できるようになりました。

この新しくなったモダン ページやセクション レイアウト機能を簡単に見ていきたいと思います。

セクション レイアウト機能を利用する

新しいモダン ページでは、「セクション」をページ内に追加し、ページのレイアウトを作成していくことができます。また、これまでの Web パーツのようなものは、このセクション内に置いていくことになります。昔から SharePoint をご存知の方には、Web パーツ領域をブラウザ上の操作で簡単に作成できるようになったと言うと分かり易いでしょうか?

操作は簡単で、セクション上端や下端の [+] をクリック、表示されるメニューの「セクション レイアウト」セクションから追加したいレイアウトを選択します。

追加したセクションの中には選択したレイアウトに沿ってパーツを追加していくことができます。

今回のレイアウトは「3 段組み」なので、3 列にパーツを追加できます。

このセクションは、ページ内に自由に追加していくことができるので、簡単に自由度高くページ レイアウトを作っていくことができますし、あとから、セクション単位でレイアウトの変更や並び替えも簡単に行えるようになっています。

セクションの入れ子などはできませんが、複雑になるとトラブルも多くなりそうですし、ユーザーが自身でページ レイアウトを組んでいくには十分かなと思っていますがいかがでしょうか?

レスポンシブ対応

このレイアウトは、レスポンシブに対応しています。先ほどの 3 段組みレイアウトをスマホのブラウザ サイズで閲覧するとちゃんと縦並びのレイアウトに自動で変更されます。まあ、今どき当たり前だろと言われるとそうなのですが、こうした様々な画面サイズに対応したページをユーザーが自身で簡単に作成できるというのは嬉しいですね。

ちなみに、ちゃんとナビゲーションや、Office 365 の他のサービスを開くためのタイル メニューも用意されていますね。

SharePoint Online のレスポンシブ対応が進んできたことで、Office 365 のほとんどのサービスはスマホのブラウザでも使える(?)ようになってきましたね。

モダン ページの使いどころ

こうしたモダン ページは、Office 365 グループや Microsoft Teams でグループやチームを作成したときに作成されるチーム サイトや、新たに登場した「コミュニケーション サイト」で利用できます。

SharePoint communication sites begin rollout to Office 365 customers
https://blogs.office.com/en-us/2017/06/27/sharepoint-communication-sites-begin-rollout-to-office-365-customers/

Office 365 ユーザー向けに SharePoint コミュニケーション サイトの提供を開始
https://blogs.technet.microsoft.com/microsoft_office_/2017/08/01/sharepoint-communication-sites-begin-rollout-to-office-365-customers/

また、正直なところ利用できる Web パーツはこれまでのページほど多くなく、さらには、これまでであればコンテンツ エディターやスクリプト エディター Web パーツで、CSS や JavaScript を埋め込んで簡易なカスタマイズを加えて使うこともできたのですが、そうしたカスタマイズも新しいモダン ページでは行えないので、実装できる機能の自由度といった面から考えると、これまでのページを代替出来るかと言われると少し厳しいところがあります。

ただし、現時点の機能でも「これはスグに活用できそうだな」という使い方は、Office 365 グループや Microsoft Teams で共有・作成されたファイルや情報をページ上でまとめて再共有するという使い方です。私のチームでも、普段はバラバラと情報や資料が共有されていきますが、時々関連した情報を SharePoint のページでまとめてチーム内で再共有したりしています。

このあたりは、以前に記事に書きましたね。

Microsoft Teams と SharePoint Online のモダン ページは相性がいい
http://idea.tostring.jp/?p=2621

さらに「コミュニケーション サイト」を使えば、チーム外のメンバーへの情報発信も簡単にできるようになります。従来であれば部門ポータルなどを使って行っていたような利用方法かと思います。

さいごに

SharePoint Online のモダン ページは、まだまだ利用できるパーツが少ない印象ですが、柔軟なレイアウトとレスポンシブ対応により、より多くのユーザーやデバイスをターゲットにした簡単で手軽な情報発信を実現できそうな雰囲気があります。Office 365 管理センターのメッセージセンターへ届いているメッセージの内容を確認する限りでは、先行リリースを有効化していないテナントでは 8 月末までを目途にこの機能の展開が計画されているようですので、有効な利用方法を考えて自組織へも展開していきたいと思います。