SharePoint Online でサイト コレクションを作成し、その後で機能の有効化・無効化やカスタマイズを行っていくと、「あれ?このサイト コレクションって元々なんのテンプレートで作ったんだっけ?」ということがあります。
作成時のサイト テンプレートを SharePoint Online Management Shell を使って確認する方法をご紹介します。
さっそく確認
SharePoint Online Management Shell が利用可能になっている環境を前提にします。利用するコマンドレットは、みなさまご存知の Get-SPOSite
です。ただし、単純に実行しただけではテンプレートの情報が表示されませんので、Template を表示できるように Select-Object を使って指定します。ついでにサイト名も表示するようにしましょうか。実行するコマンドは下記の通りです。
Get-SPOSite | Select-Object Url,Title,Template
どうでしょうか?作成済みサイト コレクションの一覧と、Template としてテンプレートの内部名が表示されたと思います。
Template 対応表
さきほどのコマンドで取得できた Template とテンプレート名の対応表は次の通りです。ちなみに、SharePoint Online 管理センターから作成できるテンプレートの一部については、Get-SPOWebTemplate
で Template とテンプレート名を取得できるようです。
Template | テンプレート名 |
---|---|
STS#0 | チーム サイト |
BLOG#0 | ブログ |
BDR#0 | ドキュメント センター |
DEV#0 | 開発者向けサイト |
EHS#1 | チーム サイト – SharePoint Online の構成 |
BICenterSite#0 | ビジネス インテリジェンス センター |
SRCHCEN#0 | エンタープライズ検索センター |
BLANKINTERNETCONTAINER#0 | 発行ポータル |
ENTERWIKI#0 | エンタープライズ Wiki |
PROJECTSITE#0 | プロジェクト サイト |
PRODUCTCATALOG#0 | 製品カタログ |
COMMUNITY#0 | コミュニティ サイト |
COMMUNITYPORTAL#0 | コミュニティ ポータル |
SRCHCENTERLITE#0 | 基本検索センター |
vispr#0 | Visio プロセス リポジトリ |
APPCATALOG#0 | アプリケーション カタログ |
EDISC#0 | 電子情報開示センター |
REVIEWCTR#0 | レビュー センター |
POLICYCTR#0 | コンプライアンス ポリシー センター |
SPSMSITEHOST#0 | 個人用サイトのホスト |
GROUP#0 | チーム サイト(Office 365 グループに接続) |
SITEPAGEPUBLISHING#0 | コミュニケーション サイト |
POINTPUBLISHINGHUB#0 | PointPublishing ハブ サイト |
POINTPUBLISHINGTOPIC#0 | Office 365 Video チャンネル |
POINTPUBLISHINGPERSONAL#0 | ブログ(新しい個人ブログ) |
抜けがあるかもしれませんが、SharePoint Online で利用されるほとんどのものは網羅できていると思います。(抜けがあった場合には、教えて頂けると調べて追記できると思います。)
さいごに
日常的に利用する知識ではないかもしれないですが、もしも必要となった時に思い出して頂ければと思います。