Office 365 版 OWA for iPhone/iPad リリース!!

Exchange Online
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めずらしく Exchange に関する話題ですが、今朝頃より Microsoft 社純正の iPhone/iPad 向け Office 365 Exchange Online アプリがリリースされました!これまで、iPhone や iPad で Exchange Online を利用する場合は、Exchange ActiveSync を用いて、純正の「メール」「予定表」を利用する方法や、以前投稿した Safari での OWA による利用が一般的でしたが、何が違うのでしょうか?

以前投稿した Safari での OWA 利用については、下記リンク。

iOS で新 Office 365 を楽しむ
https://idea.tostring.jp/?p=298

アプリのダウンロードは下記リンク先から。

OWA for iPhone
https://itunes.apple.com/jp/app/owa-for-iphone/id659503543

OWA for iPad
https://itunes.apple.com/jp/app/owa-for-ipad/id659524331

機能を確認しよう

アプリの機能については、下記ブログに詳しく記載されています。

OWA for iPhone and OWA for iPad
http://blogs.office.com/b/office365tech/archive/2013/07/16/owa-for-iphone-and-owa-for-ipad.aspx

  1. 音声コマンド操作
    記事を読んでいくと、まずは音声コマンドでの操作が挙げられています。左下のアイコンを長押し後、「明日の予定表を開く」や「(人名)の検索」などと話しかけると出来るらしいのですが…、私の声がダメなのか何度試しても上手く動きませんでした…。
  2. スワイプによる操作
    次に出てくるのは、スワイプによる操作です。「受信トレイ」の画面で、各メールアイテムの上で指を左右に滑らすと、コマンドが表示され「フラグ」が設定できたり、「フォルダーの移動」ができたりします。これは便利ですね。
  3. Information Rights Management の利用
    これは、E3 プラン以上のユーザーさん限定となると思いますが、Information Rights Management の機能も利用できるようです。
  4. Apps for Office の利用
    Office 2013 から登場した新しい機能追加の仕組みである、Apps for Office も利用できるようです。既定でインストールされている Bing マップ連携は、予定登録時に「場所」を入力すると Bing マップで検索ができるようになっています。
  5. 受信トレイの検索
    受信トレイを開いている状態で、「虫眼鏡」アイコンをクリックすると、検索ができるようですね。
  6. 他人の予定
    (ちょっと試してみたところ)事前に PC 版の OWA 等から予定表を共有しておくと、他人の予定も確認できるようになっていました。そのまま、空いている予定を確認して、会議の予定もできますね。
  7. 人の検索
    こちらは連絡先を開いている状態で、「虫眼鏡」アイコンをクリック。個人の連絡先や、社内のディレクトリから、人の検索もできます。(本来ならこの操作も音声コマンドできるようなのですが…)
  8. パスコード ロック
    オプション メニューを確認すると、アプリ起動時のパスコード ロックも設定できます。
  9. リモート ワイプ
    スマート デバイスを紛失した時に利用できる、リモート ワイプも可能です。PC 版の OWA から、ユーザー自身でもリモート ワイプができるようです。

これまでとの違いは?

と、ざっと機能を確認してきましたが、利用するにあたって大きな違いは、他人の予定が確認できることと、Apps for Office が利用できること、あと、Information Rights Management が利用できることでしょうか?Apps for Office や Information Rights Management を活発に利用されるユーザーさんは、もしかするとまだまだ多くはないかもしれませんが、他人の予定が確認できるのは非常に嬉しいですね。

さいごに

将来的には、オンプレミス型の Exchange Server 2013 クライアントのリリース計画もあるようですね。最近、Microsoft 社はクラウドファーストを盛んに謳っており、今後も Office 365 を中心に新機能のリリースが続くものと思われます。ユーザー視点から見ると、便利になることは、とても嬉しいですね。

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