Microsoft 365 Copilot を使って様々な資料作成を効率化しようとしたときに問題になりがちなのは、社内で利用されている書式に合わせて作成できるかという点です。こうした社内書式の使い回しについては、現時点では Excel の Copilot が一番優秀な気がします。というか、近ごろの Excel の Copilot の進化が著しく、これまで以上に多くの場面で活用できるようになった気がしています。
というわけで、Excel の Copilot を用いて社内書式に合わせた報告書の作成を助けてもらおうと思います。
作業対象の Excel ファイル
まずこの作業対象の Excel ファイルには、500 件の売上実績データが入っているシートがあります。このデータを集計した値を使って報告書を作成したいと思っています。シート名は「売上データ」としてます。

そして、同じ Excel ファイルの別のシートには、値が空の報告書の書式のシートがあります。この書式に値を埋めて、報告書を完成させたいと思っています。シート名は「報告書テンプレート」です。

「エージェントモード」あらため「Copilot で編集」
近ごろのアップデートで、Excel で Copilot を利用すると、「Copilot で編集」というモードで開くようになりました。これは、以前にも利用できていたエージェントモードという機能が名称変更したもので、今ユーザーが開いている Excel ファイルに対する操作を、Copilot が直接行えるというものです。つまり、どういうことかというと、ここで Copilot にあれやこれやと指示をすれば、Copilot がファイルの編集を行い、必要な情報を適したセルに入れていってくれたりするというものです。

また、ファイル編集で強力な力を発揮する「Claude Opus 4.6」という AI モデルを利用できるようになっており、より高品質な成果物の作成が期待できます。Copilot で編集機能は、デスクトップ版の Excel でも利用できるようですが、Opus 4.6 の利用についてはブラウザ版でしか利用できない場合もあるようです。このあたりは間もなくデスクトップ版にも対応するでしょう。

報告書の作成を行う
さてさて、それでは報告書の作成を進めていきましょう。作業対象の Excel ファイルの Copilot を開き、Copilot で編集に下記のように指示を送ります。今回はブラウザ版で Opus 4.6 を利用しました。
報告書テンプレートを新しいシートに複製したのち、最新の売上データを反映させて今期(2026年1月〜3月)と前期(2025年10月〜12月)を比較する四半期報告書の作成を進めてください。データをもとにした所見やコメントなども埋めてくださいね

あとは、Copilot が Excel ファイルに作業を行ってくれるので、その様子をしばし見守ることにします。作業内容にもよるのでしょうが、今回の場合はおおよそ 2 分くらい待ったでしょうか。目の前でシートが複製され、空白のセルに値が入力されていく様子は楽しいですね。作業が終わったら内容を確認してみましょう。

書式のテンプレートのシートが複製され、必要な値が計算されて埋められているのがわかります。また、所見やコメントなども、集計した値をもとに文章で書き出してくれていますね。

計算に間違いがあったりする可能性もあるので、値の精査は自分で行う必要があります。例えば今回の例だと、売上サマリーに目標という値がありますが、Copilot が前期の売上に 10% を加えたものを勝手に目標として設定しているようです。実際の業務では、このあたりは本来の目標に合わせて書き換える必要がありますよね。しかし、ここまで自動で作ってくれるのであれば嬉しいですね。
さいごに
こんな感じで、あらかじめ Excel で作成しておいた社内書式を用いて、必要な値を Copilot に埋めてもらうという作業を行ってみました。色んな業務で試してみると、これがかなり便利で、応用も利きそうな使い方でした。Excel を利用した業務は社内に多いはずなので、Microsoft 365 Copilot を利用できる方は試してみてください!
