毎日 Microsoft 365 Copilot を使っていて、少しずつ PowerPoint の Copilot が賢くなってきたように感じています。そろそろもう少し Copilot に頼りながらプレゼン資料を作成したいなと考えはじめました。
となると、やはりいつも使っている、あのプレゼン資料のデザインで Copilot にも作成してもらいたいと思うものです。
そんな願いを叶えてくれそうな、ブランドキットという機能があるようです。さて、いったいこの機能は、どのように使えるものなのでしょうか。今回は Copilot の力も借りながらですが、ブランドキットの整備を試行錯誤しながら進めてみたので、記録として書いておきます。
テンプレートを作成する
PowerPoint で利用するブランドキットの基礎となるのが、テンプレートと呼ばれるファイルです。テンプレートとは言っても、いつもイメージするようなものとは異なり、どちらかというと Copilot がスライドのレイアウトや色使いなどの特徴を理解するためのサンプルに近いものです。
Copilot でプレゼンテーションをオンブランドにする | Microsoft Support
https://support.microsoft.com/ja-jp/powerpoint/copilot/keep-your-presentation-on-brand-with-copilot
Copilot がこのテンプレートを読み込み、デザインやレイアウトの特徴を理解するわけです。そのため、スライドマスターがあるから良いというわけではなく、十分な量のサンプルスライドが必要になります。
そのため、すでに作成済みのプレゼン資料があれば、テンプレート用に内容をちょっと書き換えて利用するのが良いでしょう。とにかく、いつも使っているレイアウトの情報が必要なわけです。
Copilot にサンプルスライドを作成してもらうテスト
ただし今回は、Copilot に作成してもらったプレゼン資料からはじめて、そこに十分なサンプルスライドを追加していきたいと思います。(いつも使っているプレゼン資料があれば、ここは読み飛ばしてください!)
まずは、Copilot に適当なプレゼン資料を作成してもらいました。いかにもテンプレート化しづらそうなデザインになりましたが……。

ちなみに、スライドマスターなどはありません。

これに対して、ブランドキットのテンプレートとして必要なレイアウトを追加していきます。
その作業も Copilot にお願いしてしまいましょう。下記のような 2 つのプロンプトを作成しました。(作成したのは Copilot です)
実行時には Anthropic の Claude Opus 5 を選択しました。まだ僕の環境ではデスクトップアプリで Opus 5 が使えないので、ブラウザ版に切り替えて作業しています。
まず 1 つ目は、現在のプレゼン資料のデザインやレイアウトの特徴を分析するプロンプトです。ブランドキットに必要なサンプルスライドと現状のスライドとの差分などを抽出してもらいます。
このプレゼンテーションを、Microsoft 365 Copilotが今後、一貫したデザインのプレゼンテーションを生成するためのブランド対応テンプレートとして整備します。
最終的に整備する対象は、次の4つです。
1. 代表的なサンプルスライド
2. PowerPointのテーマ定義
3. スライドマスターと用途別のスライドレイアウト
4. 各レイアウトに設定するプレースホルダー
このプロンプトでは、現在のプレゼンテーションを分析し、上記4項目の実装計画を作成してください。
まだファイルの編集は行わないでください。
【1. 既存プレゼンテーションの分析】
すべてのスライドを確認し、次の要素を分析してください。
■ デザインとブランド表現
・テーマカラーとアクセントカラー
・背景色の使い分け
・タイトル、見出し、本文、注記のフォント
・文字サイズ、太さ、色の階層
・ロゴ、会社名、ページ番号、日付、フッターの位置
・図形の塗り、枠線、角丸、影
・アイコンやイラストの表現
・写真の構図、トリミング、配置、縦横比
・表、グラフ、図解、数値強調のスタイル
・情報を強調する際のルール
・スライドごとの色や背景の使い分け
■ レイアウト
・タイトルや本文の位置
・スライドの外周余白
・オブジェクト間の間隔
・整列ルール
・1列、2列、3列などの構成
・テキストと画像の比率
・情報量が少ない場合、中程度の場合、多い場合の構成
・用途ごとの共通パターン
・スライドの用途が視覚的に判別できるか
・視線の流れが統一されているか
・要素同士が不必要に重なっていないか
■ 再利用性
・スライド間で統一されていない書式
・個別に直接設定されている色やフォント
・似た用途なのに異なるレイアウト
・テキスト、画像、図形の重なり
・通常のテキストボックスで作られているタイトルや本文
・プレースホルダーへ変更した方がよい領域
・スライドマスターではなく個別スライドに置かれている共通要素
・レイアウトを適用せずに個別作成されているスライド
・今後Copilotが再利用しにくい構造
・不足しているスライド用途
・同じ用途で重複しているデザイン
分析結果は、次の3区分で整理してください。
A. 複数のスライドで確認できる共通ルール
B. 一部のスライドだけに見られる例外
C. 資料だけでは判断できない要確認事項
共通ルールと例外を混同しないでください。
特定の1枚だけに見られる書式を、プレゼンテーション全体のブランドルールとして扱わないでください。
【2. テーマ定義の実装計画】
現在のPowerPointファイルに登録されているテーマを確認してください。
次の内容を報告してください。
・現在のテーマ名
・現在設定されているテーマカラー
・現在設定されているテーマフォント
・現在の背景スタイル
・スライド上で個別指定されている色
・スライド上で個別指定されているフォント
・現在のテーマと実際のスライドデザインの不一致
・テーマへ登録すべき色
・テーマへ登録すべき見出しフォント
・テーマへ登録すべき本文フォント
・背景スタイルの候補
■ テーマカラー
次のPowerPointのテーマスロットに割り当てる計画を作成してください。
・テキスト/背景:濃色1
・テキスト/背景:淡色1
・テキスト/背景:濃色2
・テキスト/背景:淡色2
・アクセント1
・アクセント2
・アクセント3
・アクセント4
・アクセント5
・アクセント6
・ハイパーリンク
・表示済みハイパーリンク
各スロットについて、次を記載してください。
・テーマスロット名
・割り当てる色名
・HEXコード
・RGB値
・主な使用目的
・根拠となる代表スライド
・確認レベル
確認レベルは、次のいずれかとしてください。
・確定
・推定
・要確認
写真、スクリーンショット、埋め込み画像の内部に含まれる色は、テーマカラーの候補に含めないでください。
一度しか使われていない色や、ブランドとの関連を確認できない色は、テーマカラーとして自動的に採用しないでください。
似た色が複数使われている場合は、次を区別してください。
・意図的な明暗バリエーション
・テーマカラーの派生色
・個別設定による不統一
・一時的な強調色
・正式なテーマカラーへ統合すべき色
■ テーマフォント
テーマフォントについて、次を記載してください。
・見出し用フォント
・本文用フォント
・日本語で使用するフォント
・英数字で使用するフォント
・太字の使用ルール
・代替フォントが必要な場合の候補
・根拠となる代表スライド
・確認レベル
確認レベルは、次のいずれかとしてください。
・確定
・推定
・要確認
個別のテキストに適用されているフォントと、テーマフォントとして登録されているフォントを区別してください。
■ 背景スタイル
次の観点から、登録または整理すべき背景スタイルを計画してください。
・通常スライド用背景
・表紙用背景
・セクション区切り用背景
・キーメッセージ用背景
・終了ページ用背景
・濃色背景
・淡色背景
・画像背景を使用する場合のルール
背景スタイルについても、既存資料から確認できないものを勝手に追加せず、要確認として扱ってください。
【3. スライドマスターの実装計画】
現在のスライドマスターと、その配下にあるスライドレイアウトを確認してください。
次の項目を報告してください。
・スライドマスターの数
・各スライドマスターの用途
・現在のスライドレイアウト一覧
・各レイアウト名
・使用中のレイアウト
・未使用のレイアウト
・重複しているレイアウト
・用途が判断できないレイアウト
・名称変更を推奨するレイアウト
・更新を推奨するレイアウト
・個別スライドからマスターへ移した方がよい共通要素
・プレースホルダーが不足しているレイアウト
・通常のテキストボックスが使われているレイアウト
・装飾要素とプレースホルダーが重なる可能性
・既存スライドへ正しく適用されていないレイアウト
■ スライドマスターへ登録する共通要素
資料から確認できる範囲で、次の要素をスライドマスターまたは適切なスライドレイアウトへ登録する計画を作成してください。
・背景
・共通の余白基準
・ロゴ
・会社名
・フッター
・日付
・スライド番号
・共通の装飾要素
・タイトルの基本書式
・本文の基本書式
・箇条書きの階層
・テーマに連動する図形色
・テーマに連動する表の基本配色
・テーマに連動するグラフの基本配色
共通要素は、次の2種類に分けてください。
A. すべてのスライドに表示すべき要素
B. 特定のスライドレイアウトだけに表示すべき要素
表紙、セクション区切り、終了ページなど、特定用途だけに必要な要素を、すべてのスライドに継承される最上位のスライドマスターへ配置しない計画にしてください。
【4. 作成するスライドレイアウト】
以下に指定するスライドレイアウトは、すべて作成対象です。
既存資料内に同じ用途のスライドがない場合や、実際のコンテンツを用意できない場合でも、省略しないでください。
既存資料から実データを取得できないレイアウトについては、ブランドや実在する業務情報に依存しないダミーデータを使用して、完成形を確認できるサンプルスライドを作成する計画にしてください。
Copilotの判断で、指定されたレイアウトを次のような理由で省略しないでください。
・既存資料に同じ種類のスライドがない
・現在使用されていない
・使用頻度が低いと推定した
・内容が類似している
・他のレイアウトで代用できると判断した
・サンプルとして使用する文章や数値がない
・画像やグラフの素材がない
・今後使用するか判断できない
・作業量が多い
・シンプルなテンプレートには不要だと判断した
似た用途のレイアウトであっても、下記に個別に指定されているものは、それぞれ独立したレイアウトとして計画してください。
すでに同じ用途のレイアウトがスライドマスター内に存在する場合は、新しく重複作成する必要はありません。
ただし、既存レイアウトがテーマ、プレースホルダー、余白、共通要素などの要件を満たしているか確認し、不足があれば更新対象としてください。
■ 必須レイアウト
・01_表紙
・02_アジェンダ
・03_セクション区切り
・04_タイトルと本文
・05_箇条書き
・06_テキストと画像
・07_複数画像
・08_2列比較
・09_3項目
・10_キーメッセージ
・11_KPI
・12_表
・13_グラフ
・14_タイムライン
・15_プロセス
・16_フロー
・17_循環図
・18_課題と対応策
・19_引用
・20_Q&A
・21_まとめ
・22_次のアクション
・23_終了
この一覧にあるレイアウトは、名称や用途を統合せず、次のいずれかに必ず割り当ててください。
・新規作成
・既存レイアウトを更新
・要件を満たす既存レイアウトをそのまま利用
「不要」「使用頻度が低い」「類似レイアウトがある」という理由だけで、一覧から削除しないでください。
資料固有の重要な用途がある場合は、この一覧に追加してください。
ただし、追加したレイアウトを理由として、必須レイアウトを削除、統合、または置換しないでください。
■ 各レイアウトの定義
各レイアウトについて、次を定義してください。
・レイアウト名
・用途
・処理区分
・背景
・共通要素
・必要なプレースホルダー
・各プレースホルダーの種類
・プレースホルダーの位置
・プレースホルダーの大きさ
・タイトル、本文、画像、表、グラフの配置
・想定する情報量
・対応する既存スライド
・使用するサンプルコンテンツの種類
・実データまたはダミーデータの区分
・新規サンプルスライドの要否
処理区分は、次のいずれかとしてください。
・新規作成
・既存更新
・既存利用
■ プレースホルダー
プレースホルダーは、用途に応じて次から選択してください。
・タイトル
・縦書きタイトル
・本文
・テキスト
・コンテンツ
・画像
・グラフ
・表
・SmartArt
・メディア
・日付
・フッター
・スライド番号
タイトル、本文、画像などを通常のテキストボックスや図形で代用せず、可能な限り適切な種類のプレースホルダーを使用する計画にしてください。
プレースホルダー内の説明文だけで用途を示すのではなく、プレースホルダーの種類、位置、大きさによって用途を明確にしてください。
すべての必須レイアウトについて、対応状況を省略せず一覧で提示してください。
【5. サンプルスライドの実装計画】
第4項で定義したすべての必須レイアウトについて、対応するサンプルスライドを最低1枚ずつ作成する計画にしてください。
コンテンツがない場合や実データがない場合でも、サンプルスライドを省略しないでください。
実データを利用できない場合は、レイアウトの使用目的と完成形を確認できるダミーデータを使用してください。
ダミーデータを使用する必要があることを理由に、レイアウトまたはサンプルスライドを省略しないでください。
■ サンプルスライドの共通条件
・1枚につき1つの明確な用途を持たせる
・完成した実用的なスライドとして構成する
・単なる空のレイアウト見本にしない
・単なる図形、アイコン、グラフの部品集にしない
・今回作成、更新、または再利用するレイアウトを実際に適用する
・テーマカラーを使用する
・テーマフォントを使用する
・タイトル、本文、画像、表、グラフなどを適切なプレースホルダーへ配置する
・既存資料のブランド表現を維持する
・情報量が少ない、中程度、多い例を含める
・既存スライドの後ろにまとめて配置する
・タイトル先頭に「[サンプル]」を付ける
・ダミーデータを使用した場合は、その旨をスライド内またはスピーカーノートに明記する
■ ダミーデータの方針
ダミーデータには、実在する会社、顧客、製品、人物、売上、実績、予算、契約、日付などと誤認される内容を使用しないでください。
次のような中立的な名称を使用してください。
・組織名:「サンプル組織」
・プロジェクト名:「業務改善プロジェクト」
・部署名:「部門A」「部門B」「部門C」
・製品名:「製品A」「製品B」「製品C」
・期間:「第1四半期」「第2四半期」「第3四半期」「第4四半期」
・担当者名:「担当者A」「担当者B」「担当者C」
・項目名:「項目A」「項目B」「項目C」
・ステップ名:「現状確認」「計画」「実行」「評価」
・数値:「120件」「85%」「前年比110%」など、サンプルだと明確に分かる値
数値は、レイアウト確認に必要な範囲で、相互に矛盾しないようにしてください。
ダミーデータを使用するスライドには、次の注意書きを入れる計画にしてください。
「このスライドに含まれる名称、文章、数値、日付は、レイアウト確認用に作成した架空のダミーデータです。」
■ 表とグラフ
実データがない場合も、表またはグラフのレイアウトを省略しないでください。
・表には見出し行と複数のデータ行を含める
・グラフには比較対象または時系列データを含める
・グラフには必要に応じて複数の系列を含める
・凡例、軸、データラベルは必要なものだけを表示する
・テーマカラーに基づく系列色を使用する
・強調する系列と補助的な系列を区別する
・すべての数値がダミーであることを明記する
■ 写真と画像
使用可能な画像素材がない場合でも、画像を含むレイアウトとサンプルスライドを省略しないでください。
画像を用意できない場合は、次のいずれかを計画してください。
・利用可能な承認済み画像を使用する
・既存資料内の再利用可能なサンプル画像を使用する
・画像の用途と構図を確認できる仮画像を使用する
・画像プレースホルダーに暫定的なサンプル画像を配置する
「ここに画像」と記載したテキストボックスや図形だけを置いたスライドを、完成したサンプルスライドとして扱わないでください。
■ スピーカーノート
各サンプルスライドのスピーカーノートに、次を記載する計画にしてください。
・使用レイアウト
・スライドの用途
・使用したプレースホルダー
・実データまたはダミーデータの区分
・ダミーデータを使用した場合はその旨
・テーマカラーの確認結果
・テーマフォントの確認結果
【6. 既存スライドとレイアウトの対応計画】
既存の各スライドについて、今回整備するどのレイアウトへ対応させるかを整理してください。
次の形式で一覧を作成してください。
・既存スライド番号
・現在のスライドタイトル
・現在使用しているレイアウト
・対応予定のレイアウト
・そのまま適用可能か
・調整が必要か
・適用しない方がよいか
・判断理由
次の場合は、既存スライドへ無理に新しいレイアウトを適用しない計画にしてください。
・内容が欠落する
・テキスト量に対してプレースホルダーが不足する
・グラフや表の位置が大きく崩れる
・画像のトリミングが変わる
・複雑な図解が破損する
・既存スライドの意図を判断できない
【7. 実行可能性の確認】
次の作業を、それぞれ個別に実行可能か判定してください。
・テーマカラーの作成または更新
・テーマフォントの作成または更新
・背景スタイルの設定
・スライドマスター上の共通要素の作成または更新
・スライドレイアウトの新規作成
・スライドレイアウト名の変更
・プレースホルダーの追加
・プレースホルダーの種類の設定
・サンプルスライドへのレイアウト適用
・既存スライドへのレイアウト再適用
・スピーカーノートへの設定情報の記載
各項目を次のいずれかで分類してください。
・実行可能
・一部実行可能
・実行不可
・要確認
「一部実行可能」の場合は、実行できる範囲と、PowerPointで手作業が必要な範囲を分けてください。
実際に登録できない項目を「登録完了」「対応済み」と表現しないでください。
【8. 最終出力】
次の順序で結果を提示してください。
1. デザイン分析の要約
2. 維持すべきデザインルール
3. 例外的なデザイン
4. 不統一または修正が必要な箇所
5. テーマカラーの登録計画
6. テーマフォントの登録計画
7. 背景スタイルの登録計画
8. スライドマスターの作成または更新計画
9. 必須スライドレイアウト23種類の対応一覧
10. 各レイアウトのプレースホルダー構成
11. 追加するサンプルスライド一覧
12. 各サンプルスライドで使用するデータの区分
13. 既存スライドと新しいレイアウトの対応表
14. 自動で実行可能な作業
15. 一部のみ実行可能な作業
16. PowerPointで手作業が必要な作業
17. 要確認事項
18. 推奨する実行順序
必須レイアウト23種類は、1件も省略せず、指定された順番で提示してください。
対応できない可能性がある項目も一覧から削除せず、実行可否と理由を記載してください。
この段階では、まだプレゼンテーションを変更しないでください。
分析結果と実装計画だけを提示してください。
そして 2 つ目のプロンプトで、分析した結果を実際にプレゼン次のプロンプトを実行してサンプル作成を進めてもらいます。
先ほど提示した分析結果と実装計画に基づき、現在開いているPowerPointファイルを編集してください。
次の作業を実際にファイルへ反映してください。
1. テーマカラーとテーマフォントをPowerPointのテーマとして登録する
2. スライドマスターと用途別のスライドレイアウトを作成または更新する
3. 各レイアウトに適切な種類のプレースホルダーを設定する
4. 作成したレイアウトを適用してサンプルスライドを作成する
個別スライドの色やフォントを変更しただけでは、テーマ登録の完了とはみなしません。
また、通常スライド上に図形やテキストボックスを配置しただけでは、スライドマスターやスライドレイアウト作成の完了とはみなしません。
分析結果、改善案、設定仕様書、操作手順を提示するだけで終了しないでください。
実行可能な操作は、このPowerPointファイルへ実際に反映してください。
【実行順序】
次の順序で作業してください。
第1段階:テーマ定義
第2段階:スライドマスター
第3段階:スライドレイアウトとプレースホルダー
第4段階:サンプルスライド
第5段階:既存スライドとの整合性確認
第6段階:実施結果の検証と報告
【第1段階:テーマ定義】
■ テーマカラー
分析結果で確定したカラーを、PowerPointのテーマカラーとして登録してください。
次のテーマスロットを設定してください。
・テキスト/背景:濃色1
・テキスト/背景:淡色1
・テキスト/背景:濃色2
・テキスト/背景:淡色2
・アクセント1
・アクセント2
・アクセント3
・アクセント4
・アクセント5
・アクセント6
・ハイパーリンク
・表示済みハイパーリンク
次の条件を守ってください。
・既存オブジェクトの色を置き換えるだけではなく、テーマカラーとして登録する
・分析結果で確定したHEXコードを使用する
・根拠のない色を追加しない
・推定または要確認の色を、確認なしに正式色として登録しない
・個別設定された類似色は、確定したテーマカラーへ可能な範囲で統合する
・写真やスクリーンショット内部の色は変更しない
・グラフや表は、テーマカラーへ連動できる範囲で設定する
・強調色と補助色の役割を維持する
・背景色と文字色の可読性を維持する
■ テーマフォント
分析結果で確定した次のフォントを、PowerPointのテーマフォントとして登録してください。
・見出し用フォント
・本文用フォント
次の条件を守ってください。
・既存テキストのフォントを個別に変更するだけではなく、テーマフォントとして登録する
・日本語と英数字で異なるフォントが使われている場合は、分析結果に従って設定する
・資料から確定できないフォントを勝手に選ばない
・確定できない場合は現在の設定を維持し、要確認として報告する
・テーマフォントへ統合可能な個別フォントは、可能な範囲でテーマフォントへ統合する
・記号、数式、特殊文字で必要なフォントは無理に置き換えない
■ 背景スタイル
分析結果に基づき、必要な背景スタイルを登録または整理してください。
対象には、必要に応じて次を含めてください。
・通常スライド用背景
・表紙用背景
・セクション区切り用背景
・キーメッセージ用背景
・終了ページ用背景
・濃色背景
・淡色背景
・画像背景
テーマ定義の登録後、次を確認してください。
・テーマカラーがPowerPointのテーマとして登録されている
・テーマフォントがPowerPointのテーマとして登録されている
・新しい図形でテーマカラーを選択できる
・新しいテキストでテーマフォントを利用できる
・背景スタイルが適切に利用できる
【第2段階:スライドマスター】
スライドマスターを開き、分析結果に基づいてスライドマスターを作成または更新してください。
スライドマスターには、必要に応じて次を登録してください。
・背景
・ロゴ
・会社名
・フッター
・日付
・スライド番号
・共通の装飾要素
・タイトルの基本書式
・本文の基本書式
・箇条書きの階層
・標準的な余白
・テーマに連動する共通色
次の条件を守ってください。
・すべてのスライドへ共通する要素だけを最上位のスライドマスターへ配置する
・表紙、セクション区切り、終了ページなど、特定用途だけに必要な要素は各スライドレイアウトへ配置する
・ロゴ、フッター、日付、スライド番号を通常スライドへ繰り返しコピーしない
・共通要素を個別スライド上の図形として追加するだけで完了しない
・既存のスライドマスターが利用可能な場合は、不要に別のマスターを増やさず更新する
・既存マスターを更新すると表示崩れが発生する場合は、既存マスターを維持したうえで新しいマスターを作成する
・既存スライドを削除しない
・スライド番号、フッター、日付が重複表示されないようにする
・テーマカラーとテーマフォントを使用する
【第3段階:スライドレイアウトとプレースホルダー】
次に指定するスライドレイアウトを、すべてスライドマスター配下に用意してください。
既存資料に対応するスライドやコンテンツが存在しない場合でも、省略しないでください。
Copilotの判断で、使用頻度、類似性、コンテンツ不足、素材不足、作業量などを理由に、指定したレイアウトを削除、統合、置換、または省略しないでください。
すでに同じ用途のレイアウトが存在し、必要なテーマ設定、共通要素、プレースホルダーを備えている場合は、その既存レイアウトを再利用できます。
既存レイアウトを再利用する場合も、指定された一覧から消さず、対応する既存レイアウト名を作業結果として報告してください。
■ 必須レイアウト
・01_表紙
・02_アジェンダ
・03_セクション区切り
・04_タイトルと本文
・05_箇条書き
・06_テキストと画像
・07_複数画像
・08_2列比較
・09_3項目
・10_キーメッセージ
・11_KPI
・12_表
・13_グラフ
・14_タイムライン
・15_プロセス
・16_フロー
・17_循環図
・18_課題と対応策
・19_引用
・20_Q&A
・21_まとめ
・22_次のアクション
・23_終了
各レイアウトを、次のいずれかで必ず処理してください。
・新規作成
・既存レイアウトを更新
・要件を満たす既存レイアウトをそのまま利用
指定されたレイアウトを、単に「不要」「使用頻度が低い」「他のレイアウトで代用可能」と判断して処理対象から除外しないでください。
資料固有の用途がある場合は、追加のレイアウトを作成して構いません。
ただし、追加レイアウトによって必須レイアウトを置き換えたり、省略したりしないでください。
■ レイアウト名
新規作成または更新したレイアウトには、用途が分かる名称を設定してください。
必須レイアウトについては、原則として指定された番号と名称を使用してください。
既存レイアウトをそのまま利用する場合は、必要に応じて用途が分かる名称へ変更してください。
名称変更によって既存スライドへ問題が生じる場合は、元の名前を維持し、対応関係を作業結果へ記載してください。
■ プレースホルダー
各レイアウトには、用途に応じた適切な種類のプレースホルダーを登録してください。
使用するプレースホルダーの候補は次のとおりです。
・タイトル
・縦書きタイトル
・本文
・テキスト
・コンテンツ
・画像
・グラフ
・表
・SmartArt
・メディア
・日付
・フッター
・スライド番号
次の条件を守ってください。
・タイトル領域を通常のテキストボックスで作成しない
・本文領域を通常のテキストボックスで作成しない
・画像領域を単なる四角形で代用しない
・「画像を挿入」と書いたテキストボックスで画像プレースホルダーを代用しない
・グラフや表を配置するレイアウトでは、可能な限り適切なコンテンツ、グラフ、表のプレースホルダーを使用する
・プレースホルダー内の説明文だけで用途を示さない
・プレースホルダーの種類、位置、大きさを適切に設定する
・プレースホルダーとロゴ、フッター、装飾図形を重ねない
・タイトル、本文、画像などの空き領域が他のオブジェクトと干渉しないようにする
・テーマフォント、テーマカラー、箇条書き階層を各レイアウトに反映する
・内容のないプレースホルダーがスライドショーで表示されないようにする
・既存レイアウトと内容が同じレイアウトを重複して作成しない
【第4段階:サンプルスライド】
第3段階で用意したすべての必須レイアウトについて、対応するサンプルスライドを最低1枚ずつ作成してください。
指定されたレイアウトに対応する実際のコンテンツが既存資料内にない場合でも、サンプルスライドを省略しないでください。
実際の文章、画像、数値、表、グラフなどを用意できない場合は、用途と完成形を確認できるダミーデータを使用してください。
ダミーデータが必要であることを理由に、レイアウトまたはサンプルスライドを省略しないでください。
■ 共通条件
・既存スライドの後ろにまとめて追加する
・必須レイアウト23種類すべてに対応するサンプルスライドを作成する
・各レイアウトにつき最低1枚のサンプルスライドを用意する
・タイトル先頭に「[サンプル]」を付ける
・タイトルに対応するレイアウトの用途が分かる名称を含める
・今回作成、更新、または再利用したレイアウトを実際に適用する
・タイトル、本文、画像、表、グラフなどは適切なプレースホルダーへ配置する
・テーマカラーを使用する
・テーマフォントを使用する
・単なる空のレイアウト見本にしない
・単なる図形、アイコン、グラフの部品集にしない
・実際に使用した場合の完成形を確認できる内容にする
・オブジェクト同士を重ねない
・文字や図形をスライド外にはみ出させない
・既存資料の文章、数値、画像、グラフデータは変更しない
・サンプルスライドには、実在する企業や人物の機密情報を使用しない
■ ダミーデータ
実際のコンテンツを利用できない場合は、次のような中立的なダミーデータを使用してください。
・組織名:「サンプル組織」
・プロジェクト名:「業務改善プロジェクト」
・部署名:「部門A」「部門B」「部門C」
・製品名:「製品A」「製品B」「製品C」
・期間:「第1四半期」「第2四半期」「第3四半期」「第4四半期」
・担当者名:「担当者A」「担当者B」「担当者C」
・項目名:「項目A」「項目B」「項目C」
・ステップ名:「現状確認」「計画」「実行」「評価」
・数値:「120件」「85%」「前年比110%」など、サンプルだと明確に分かる値
ダミーデータは、レイアウトの用途を判断できるだけの具体性を持たせてください。
「項目A」だけを繰り返すなど、構造を確認できないほど単純な内容にはしないでください。
一方で、実在する会社、顧客、製品、人物、売上、実績、予算、契約、日付などと誤認される内容を作成しないでください。
ダミーデータを使用したスライドには、スライド内またはスピーカーノートに次の注意書きを記載してください。
「このスライドに含まれる名称、文章、数値、日付は、レイアウト確認用に作成した架空のダミーデータです。」
■ 表
表に実データがない場合は、構造とデザインを確認できるダミーデータを作成してください。
・見出し行を含める
・複数のデータ行を含める
・必要に応じて合計または比較行を含める
・テーマカラーを使用する
・ヘッダー、本文、強調セルの違いを確認できるようにする
・罫線、塗り、余白、文字配置を確認できるようにする
・数値はすべてダミーであることを明記する
■ グラフ
グラフに実データがない場合は、構造とデザインを確認できるダミーデータを作成してください。
・比較対象または時系列データを含める
・必要に応じて複数の系列を含める
・凡例、軸、データラベルは必要なものだけを表示する
・テーマカラーに基づく系列色を使用する
・強調する系列と補助的な系列を区別する
・数値同士に明らかな矛盾がないようにする
・数値はすべてダミーであることを明記する
■ タイムライン、プロセス、フロー、循環図
実際の工程や日程がない場合も、省略しないでください。
次のようなダミーの工程を使用してください。
・現状確認
・計画
・実行
・評価
タイムラインには、架空であることが明確な期間またはフェーズ名を使用してください。
フローや循環図には、開始点、処理、判断、次のステップなど、用途を確認できるだけの情報を含めてください。
■ 写真と画像
使用可能な画像素材がない場合でも、画像を含むレイアウトを省略しないでください。
画像を用意できない場合は、次の順序で対応してください。
1. 利用可能な承認済み画像を使用する
2. 既存資料内の再利用可能なサンプル画像を使用する
3. 画像の用途と構図を確認できる仮画像を使用する
4. 画像プレースホルダーへ暫定的なサンプル画像を配置する
画像プレースホルダーを空のまま残したスライドを、完成したサンプルスライドとして扱わないでください。
「ここに画像」と書いたテキストボックスや図形だけを置いたスライドも、完成したサンプルスライドとして扱わないでください。
■ スピーカーノート
各サンプルスライドのスピーカーノートに、次を記載してください。
・使用レイアウト
・スライドの用途
・使用したプレースホルダー
・実データまたはダミーデータの区分
・ダミーデータを使用した場合はその旨
・テーマカラーの確認結果
・テーマフォントの確認結果
記載例:
使用レイアウト:13_グラフ
用途:複数指標の推移比較
使用プレースホルダー:タイトル、グラフ、本文
データ区分:ダミーデータ
注意:内容と数値はレイアウト確認用の架空のダミーデータです
設定確認:テーマカラーとテーマフォントを使用
■ サンプルスライドの完了条件
次の条件をすべて満たした場合だけ、サンプルスライドの作成を完了としてください。
・必須レイアウト23種類がすべて用意されている
・各レイアウトに対応するサンプルスライドが最低1枚存在する
・各サンプルスライドに、対応するレイアウトが実際に適用されている
・各サンプルスライドに内容が入っている
・実データがないスライドにはダミーデータが入っている
・ダミーデータであることが明記されている
・空のプレースホルダーだけのサンプルがない
・テーマカラーが使用されている
・テーマフォントが使用されている
・スライド外へのはみ出しがない
・オブジェクトの重なりがない
指定されたレイアウトまたはサンプルスライドが1つでも不足している場合は、「すべて完了」と報告しないでください。
【第5段階:既存スライドとの整合性確認】
既存スライドは削除しないでください。
既存の文章、数値、グラフデータ、画像の意味を変更しないでください。
既存スライドについて、今回作成したスライドレイアウトを安全に適用できる場合は適用してください。
ただし、次の場合は無理に適用しないでください。
・レイアウト変更により内容が欠落する
・テキスト量に対してプレースホルダーが不足する
・グラフや表の位置が大きく崩れる
・画像のトリミングが変わる
・複雑な図解が破損する
・アニメーションが破損する
・既存スライドの意図を判断できない
レイアウトを適用しない既存スライドについては、その理由を報告してください。
適用後、次を確認してください。
・テーマカラーが反映されている
・テーマフォントが反映されている
・タイトルと本文がプレースホルダーへ収まっている
・オブジェクトが重なっていない
・スライド外にはみ出していない
・文字が欠けていない
・画像が不自然にトリミングされていない
・グラフや表が読み取れる
・ロゴ、スライド番号、日付、フッターが重複していない
【第6段階:検証】
■ テーマの検証
・テーマカラーが登録されている
・テーマフォントが登録されている
・新しい図形を挿入した際にテーマカラーを選択できる
・新しいテキストでテーマフォントを利用できる
・テーマカラーと個別指定色が不必要に混在していない
■ スライドマスターの検証
・スライドマスターが存在する
・共通要素がマスターまたは適切なレイアウトに配置されている
・個別スライドへ共通要素をコピーしただけになっていない
・ロゴ、スライド番号、日付、フッターが重複していない
・テーマカラーとテーマフォントが使用されている
■ スライドレイアウトの検証
・必須レイアウト23種類の対応先が存在する
・新規作成したレイアウトがスライドマスター配下に存在する
・レイアウト名から用途を判別できる
・正しい種類のプレースホルダーが存在する
・プレースホルダーと装飾要素が重なっていない
・通常のテキストボックスだけでレイアウトを作成していない
・空のプレースホルダーがスライドショーに表示されない
■ サンプルスライドの検証
・必須レイアウト23種類に対応するサンプルスライドが存在する
・サンプルスライドに対応するレイアウトが実際に適用されている
・テーマカラーとテーマフォントが使用されている
・タイトル、本文、画像、表、グラフが適切なプレースホルダーへ格納されている
・各サンプルスライドに内容が入っている
・実データがない場合はダミーデータが入っている
・ダミーデータであることが明記されている
・スピーカーノートに使用レイアウトとデータ区分が記録されている
検証できなかった項目を、推測で「完了」としないでください。
【制約】
・既存スライドを削除しない
・既存の文章を変更しない
・既存の数値を変更しない
・既存のグラフデータを変更しない
・既存画像の意味を変更しない
・根拠のない色を追加しない
・根拠のないフォントを追加しない
・既存デザインと無関係な一般的テンプレートへ置き換えない
・通常スライド上の図形だけでスライドマスターを再現したことにしない
・個別書式の変更だけでテーマを登録したことにしない
・通常のテキストボックスだけでレイアウトを作成したことにしない
・コンテンツ不足を理由に必須レイアウトを省略しない
・実データ不足を理由にサンプルスライドを省略しない
・似た用途を理由に必須レイアウトを統合しない
・実行していない操作を完了済みとして報告しない
【作業完了後の報告】
作業後、次の順序で結果を報告してください。
1. 登録または更新したテーマカラー
2. 登録または更新したテーマフォント
3. 登録または更新した背景スタイル
4. 作成または更新したスライドマスター
5. 作成、更新、または再利用したスライドレイアウト
6. 各レイアウトへ追加したプレースホルダー
7. 追加したサンプルスライド
8. 各サンプルスライドへ適用したレイアウト
9. 各サンプルスライドで使用したデータの区分
10. 新しいレイアウトを適用した既存スライド
11. レイアウトを適用しなかった既存スライドと理由
12. 実際にファイルへ反映できた項目
13. 一部だけ反映できた項目
14. 実行できなかった項目
15. PowerPointで手作業が必要な項目
16. 要確認事項
報告では、次の状態を明確に区別してください。
・ファイルへ登録済み
・スライドへ適用済み
・一部のみ実施
・提案のみ
・実行不可
・要確認
【レイアウトとサンプルスライドの完了確認】
最後に、必須レイアウト23種類について、次の形式で1件ずつ報告してください。
・指定レイアウト名
・処理区分:新規作成/既存更新/既存利用
・実際のレイアウト名
・スライドマスター配下への登録:完了/未完了
・プレースホルダー設定:完了/一部完了/未完了
・対応するサンプルスライド番号
・使用データ:実データ/ダミーデータ
・レイアウト適用:完了/未完了
・テーマカラー適用:完了/未完了
・テーマフォント適用:完了/未完了
・スピーカーノート記載:完了/未完了
・備考
必須レイアウト23種類を1件も省略せず、指定された順番どおりに報告してください。
対応できなかった項目も一覧から削除せず、「未完了」と理由を記載してください。
テーマ定義、スライドマスター、スライドレイアウト、必須レイアウト23種類に対応するサンプルスライドのいずれかが不足している場合は、「テンプレート整備完了」または「すべて完了」と報告しないでください。
この 2 つのプロンプトによって、サンプルスライドとして必要なレイアウトが追加されました。

スライドマスターやテーマなども登録されているはずなので、そのあたりも確認しておきましょう。

このファイルに含まれるサンプルスライドが重要なので、ここは妥協せずにきちんと詰めていくのが良さそうです。細かなレイアウトのズレなどもしっかり直しておくと、Copilot が自動生成するスライドの精度も上がるはずです。
というわけで、Copilot にしつこくネチネチとダメ出しをして直していきます。作成されたサンプルのスライドタイトルのレイアウトが既存のものと違っていたので修正するように指示したり、白い四角のボックスの使い方も取り入れてもらえるようにお願いしました。もちろん自分で修正したほうが早い場合もあると思います。

さっきよりも統一感が出た気がする!

ちなみに、すべてのレイアウトが必要というわけではないので、このレイアウトはイマイチすぎる!というものがあったら、そこだけ削除しちゃってもいいと思います。
これでひとまずテンプレートファイルができました。
ブランドキットを作成する
次はいよいよブランドキットを作成していきます。PowerPoint の Copilot を開き、プロンプト入力欄の [+] から [ブランドを選択] をクリックし、続けて [ブランドキットの作成] を選びます。

新しいブランドキットの名前を付けて、編集画面を開きます。テンプレートという項目があるので、ここに先ほど作成したテンプレートのファイルを追加しましょう。

おそらくこれだけでも十分なのですが、ついでに他のいくつかの項目も設定しておきましょう。
Copilot にブランドキットの設定内容を考えてもらうテスト
さて、今回は「色」「ブランドトーン」「スタイル」の 3 点を設定していきたいと思います。何を入力すべきか、自分で考えても良いのですが、ここで Copilot に助けてもらいたいと思います。
下記のようなプロンプトを作成しました。(作成したのは Copilot です)
このプレゼンテーションを分析し、Microsoft 365 Copilotのブランドキットに手入力する情報を作成してください。
この作業では、プレゼンテーションを編集しないでください。
出力する情報は、次の3種類です。
1. カラーパレット
2. ブランドトーン
3. スタイル
分析過程、判断理由、根拠となるスライド番号、改善提案、操作手順は出力しないでください。
ブランドキットへ登録する最終結果だけを出力してください。
【1. 分析の基準】
既存の完成スライドと、追加済みのサンプルスライドを分析してください。
複数のスライドで繰り返し確認できる表現を、共通のブランドルールとして扱ってください。
特定の1枚だけに見られる表現は、ブランド全体のルールとして扱わないでください。
同じ用途で異なる表現が使われている場合は、使用頻度が高く、他の要素との一貫性がある表現を優先してください。
説明用のメモ、作業指示、単なる部品集は、ブランドの根拠として使用しないでください。
資料から判断できない内容を推測で補わないでください。
複数の候補があり確定できない内容は、最後の「要確認事項」に記載してください。
【2. カラーパレット】
ブランドとして継続的に使用する色を、用途ごとのカラーパレットへ整理してください。
色を単独で並べるのではなく、一緒に使用する色を同じパレットにまとめてください。
配色の用途が1種類だけの場合は、無理に複数のパレットへ分けないでください。
用途の異なる配色が確認できる場合は、次のような単位で分けてください。
・基本
・濃色背景
・淡色背景
・データ
・状態表示
資料内に根拠のないパレットは作成しないでください。
■ パレット名
パレット名は、用途がすぐに分かる短い名称にしてください。
原則として12文字以内にしてください。
推奨例:
・基本
・濃色背景
・淡色背景
・データ
・状態表示
次のような長い名称は使用しないでください。
・通常のプレゼンテーションで使用する基本ブランドパレット
・明るい背景のスライドに適したカラーの組み合わせ
■ パレットの説明
各パレットに、その用途を表す短い説明を1文付けてください。
説明は60文字以内を目安にしてください。
■ 構成色
各色について、次の情報を記載してください。
・色名
・HEXコード
・用途
色名は短く簡潔にしてください。
推奨例:
・青
・濃紺
・黄
・白
・薄灰
・本文黒
次のような長い色名は使用しないでください。
・主要見出しと重要な図形に使用する鮮やかな青
・背景に使用する非常に明るいグレー
■ 色の選定ルール
PowerPointのテーマカラーとして登録されている色を確認してください。
複数のスライドで繰り返し使用されている色を優先してください。
ブランドとして継続的に再利用する色だけを含めてください。
写真、スクリーンショット、埋め込み画像の内部に含まれる色は除外してください。
単発で使用されている色は原則として除外してください。
用途を確認できない色は除外してください。
個別設定による不統一と考えられる類似色は整理してください。
似た色を必要以上に細分化しないでください。
背景色と文字色の組み合わせを考慮してください。
データ用パレットでは、主系列、比較系列、補助系列を区別してください。
注意、警告、成功などの色は、資料内に明確な使用例がある場合だけ含めてください。
【3. ブランドトーン】
プレゼンテーションで共通している文章表現を、1つのブランドトーンとしてまとめてください。
ブランドキットの「Brand voice」へ、そのまま貼り付けられる内容にしてください。
■ 分析する観点
次の観点から、文章作成時に守るルールを抽出してください。
・基本となる話し方
・フォーマルさ
・専門性と分かりやすさ
・文章の長さ
・情報を提示する順序
・見出しの付け方
・専門用語の扱い
・数字や事実の示し方
・読み手への呼びかけ方
・行動を促す表現
・推奨する言葉遣い
・避けるべき言葉遣い
・読み手に与えたい印象
■ ブランドトーンの記述ルール
ブランドトーンは、長い文章の塊にせず、文章作成時に守るルールとして項目ごとに分けてください。
1項目につき、1つのルールを記載してください。
各項目は、1文または2文以内にしてください。
8項目から12項目程度にまとめてください。
同じ意味のルールを、言い換えて繰り返さないでください。
抽象的な形容詞だけで終わらせないでください。
「信頼感がある」「親しみやすい」「プロフェッショナル」と記載する場合は、それを文章でどのように実現するかを具体的に記載してください。
実際に文章を生成するときに、次の点を判断できる内容にしてください。
・結論を先に示すか
・説明をどの順序で並べるか
・一文をどの程度の長さにするか
・専門用語に説明を加えるか
・断定と推奨をどう使い分けるか
・数字や事実をどのように示すか
・読み手へどのように行動を促すか
・どのような表現を避けるか
■ ブランドトーンの改行ルール
各項目の先頭には、箇条書き記号や番号を付けないでください。
次の記号は使用しないでください。
・
–
●
○
※
数字による連番
各項目は、それぞれ独立した段落として記載してください。
各項目の後には、必ず空行を1行入れてください。
通常の改行だけで項目を続けず、空行によって段落を分けてください。
複数の項目を、同じ段落内へ連結しないでください。
【4. スタイル】
プレゼンテーションで使用されている視覚表現を、ブランドキットへ個別に登録できるスタイルへ整理してください。
複数の視覚表現を、1つのスタイルに詰め込まないでください。
異なる特徴や用途を持つ表現は、別々のスタイルにしてください。
■ 検討する分類
次の分類を個別に確認してください。
・写真
・人物写真
・アイコン
・イラスト
・図形
・レイアウト
・グラフ
・表
・図解
・背景
・強調表現
同じ分類の中に、明確に異なる表現がある場合は、複数のスタイルへ分けてください。
資料内に事例がない分類は、推測で作成しないでください。
■ スタイル名
スタイル名は、視覚的な特徴を表す短い名称にしてください。
原則として12文字以内にしてください。
「スタイル」「デザイン」「標準レイアウト」などの語は、識別に必要な場合を除いて付けないでください。
推奨例:
・自然光
・業務風景
・線画
・フラット
・カード
・帯フレーム
・濃色背景
・数値強調
・比較グラフ
・シンプル表
・工程図
次のような長いスタイル名は使用しないでください。
・イエローフレーム標準レイアウト
・キーメッセージ黒背景レイアウト
・角のない矩形と太い黒枠で工程を示す図解
・自然な業務場面と柔らかな光で信頼感を表現する人物写真
特徴の詳しい説明は、スタイル名ではなく「特徴」と「登録内容」に記載してください。
■ 特徴
各スタイルに、その特徴がひと目で分かる短い説明を1文付けてください。
60文字以内を目安にしてください。
視覚的な特徴と、与えたい印象を簡潔に表してください。
推奨例:
・自然な業務場面と柔らかな光で、信頼感を表現する。
・単色の線画で、機能や概念を簡潔に伝える。
・白いカードと十分な余白で、情報を整理して見せる。
・濃色背景と大きな文字で、結論を強く印象付ける。
■ 登録内容
ブランドキットへ登録する具体的なルールを、項目ごとに分けて記載してください。
1項目につき、1つのルールを記載してください。
各項目は、1文または2文以内にしてください。
1つのスタイルにつき、5項目から8項目程度を目安にしてください。
カテゴリーに応じて、次のうち必要な内容だけを含めてください。
・使用する題材
・構図
・向き
・余白
・色調
・明るさ
・背景
・トリミング
・人物の表情、姿勢、視線
・アイコンの線、塗り、色数
・イラストのタッチ
・図形の形状、角丸、枠線、影
・要素の整列
・情報密度
・視線の流れ
・グラフの系列色
・表のヘッダーと本文
・強調要素と補助要素の違い
・使用してよい表現
・避けるべき表現
登録内容は、実際に画像やビジュアルを生成、選択、配置するときに判断できる具体性で記述してください。
抽象的な形容詞の列挙だけにしないでください。
同じ情報を、複数の項目で繰り返さないでください。
■ 登録内容の改行ルール
各項目の先頭には、箇条書き記号や番号を付けないでください。
次の記号は使用しないでください。
・
–
●
○
※
数字による連番
各項目は、それぞれ独立した段落として記載してください。
各項目の後には、必ず空行を1行入れてください。
通常の改行だけで項目を続けず、空行によって段落を分けてください。
複数の項目を、同じ段落内へ連結しないでください。
【5. 要確認事項】
カラーパレット、ブランドトーン、スタイルについて、プレゼンテーションだけでは判断できなかった内容を簡潔に記載してください。
次のような内容だけを含めてください。
・複数の色候補があり、正式色を判断できない
・同じ用途に異なる色が使用されている
・異なる文章トーンが混在している
・写真や画像の事例が不足している
・人物写真の共通ルールを確認できない
・アイコンやイラストの統一ルールを確認できない
・グラフや表の配色ルールを確認できない
・正式に承認された表現か判断できない
改善提案や一般的なアドバイスは記載しないでください。
要確認事項がない場合は「なし」と記載してください。
【6. 出力形式】
前置きや補足説明は付けず、「カラーパレット」から出力を開始してください。
次の形式を使用してください。
## カラーパレット
### パレット名
用途:パレットの用途を示す短い説明
構成色
色名|#HEXコード|用途
色名|#HEXコード|用途
色名|#HEXコード|用途
パレットが複数ある場合は、空行を入れて同じ形式で続けてください。
## ブランドトーン
結論を最初に示し、その後に理由と具体例を続ける
専門用語を使用する場合は、非専門部門の読み手にも理解できる短い説明を添える
一文を簡潔に保ち、複数の論点を一文に詰め込まない
数字や事実を使用して、読み手が判断できる具体的な情報を示す
強い断定や威圧的な表現を避け、読み手が行動しやすい推奨表現を使用する
上記は形式例です。
実際の出力では、プレゼンテーションから抽出したブランドトーンを記載してください。
## スタイル
### スタイル名
分類:分類名
特徴:スタイルの特徴を示す短い説明
登録内容
自然な業務場面を使用する
人物は作業または対話している状態で配置する
明るく柔らかな光を使用し、強すぎるコントラストは避ける
文字を配置できる余白を、被写体の周囲に確保する
過度に演出されたポーズや不自然なカメラ目線は避ける
上記は形式例です。
実際の出力では、プレゼンテーションから抽出した登録内容を記載してください。
次のスタイルは、空行を入れて同じ形式で続けてください。
## 要確認事項
・確認が必要な内容
・確認が必要な内容
要確認事項がない場合は「なし」と記載してください。
【7. 出力上のルール】
「##」は、カラーパレット、ブランドトーン、スタイル、要確認事項の見出しだけに使用してください。
「###」は、各パレット名と各スタイル名だけに使用してください。
パレット名とスタイル名は、短く簡潔にしてください。
用途、構成色、分類、特徴、登録内容は、それぞれ別の行に記載してください。
ブランドトーンの各ルールには、箇条書き記号や連番を付けないでください。
スタイルの登録内容には、箇条書き記号や連番を付けないでください。
ブランドトーンの各ルールは、それぞれ独立した段落として記載してください。
スタイルの登録内容の各ルールも、それぞれ独立した段落として記載してください。
ブランドトーンとスタイルの登録内容では、各項目の後に必ず空行を1行入れてください。
通常の改行だけで複数の項目を続けず、空行によって項目を明確に分けてください。
複数の項目を、同じ段落内へ連結しないでください。
各パレットと各スタイルの間にも空行を入れてください。
表は使用しないでください。
太字は使用しないでください。
コードブロックは使用しないでください。
引用形式は使用しないでください。
絵文字は使用しないでください。
分析過程、判断理由、根拠となるスライド番号、改善案、確認レベル、作業手順は出力しないでください。
出力前に、ブランドトーンと各スタイルの登録内容を確認し、各項目の間に空行が1行入っていない場合は修正してから回答してください。
すると、それっぽい結果が出てくるので、これらの情報を参考にしながら設定を埋めていきます。入力し始めると意外と大変……。

なんとか入力が終わりました。

スタイルについては、[テキストの説明を追加する] の形式で入れています。

やっと設定が終わりましたね。入力が大変でした。スタイルの入力がうまく保存されないこともあり、一気に入力するよりは小まめに画面を読み込み直すなどして、ちゃんと保存されているか確認しながら進めるのが吉のようでした。
※ いろいろ試している感じでは、「説明」、「スタイルのガイドライン」と入力し、最後にスタイル名の変更をするのが成功率が高そうです。
※ ここまで説明してなんなのですが、正直なところブランドキットの設定方法の正解が分かりません!
ブランドキットの設定が反映されたかを確認する
これで設定が終わったので、PowerPoint の Copilot に戻って [+] のメニューから作成したブランドを選択して、Copilot が設定内容を認識できているか確認してみます。
指定したブランドキットの詳細な設定内容やテンプレートの有無について教えて
テンプレートについては、ファイルを設定に追加してから Copilot が認識できるようになるまで少し時間がかかるらしく、設定してから 15 分~ 30 分くらい待てばちゃんと認識してくれそうでした。

これでいよいよ、ブランドキットを使ったスライド作成が楽しめます。
ブランドキットを使ってスライドを作成する
さて、いよいよブランドキットを使ってみます。Copilot の [+] のメニューからブランドを選び、プレゼン資料作成の指示を与えます。このとき、「デザインやレイアウトは指定したブランドを参考にするように」と指示に付け加えると良さそうでした。
今年のお盆休みの高速道路の混雑具合について、東京を起点とした各方面の情報をネットで調査し、プレゼン資料にまとめてください。デザインやレイアウトは指定したブランドを参考にしてください。生成する画像はアメコミイラスト調でお願いします。
さて、うまく行くといいのですが……。と、わくわくしながら待っていると……、

できました!かなーり元のデザインやレイアウト、雰囲気を保ったまま新規のコンテンツが作成されているのが分かります。細かなところは、ブランドキットやテンプレートのファイルを編集していくことで、さらに精度を高められるのでしょうか。
さいごに
というわけで、前から気になっていたブランドキットを作成し、PowerPoint の Copilot で実際に使ってみました。しっかりとブランドキットを作り込めていれば、かなり良さそうな気がします。
元のサンプルとなる「いつものプレゼン資料」の出来によっても、結果が変わりそうです。このあたりは、もう少し試行錯誤が必要ですかね。
