今月のはじめに Microsoft から Windows 7 の有償延長サポートなどが発表されたのと同時に、Office 365 に関するサポート ポリシーの変更も合わせて発表がされています。

Helping customers shift to a modern desktop
https://www.microsoft.com/en-us/microsoft-365/blog/2018/09/06/helping-customers-shift-to-a-modern-desktop/

大きくは、Office 365 ProPlus のシステム要件における Windows 8.1 の扱いと、Office 2016 の Office 365 サービスへの接続サポートに関するものでした。

すでにご存知の方も多いかと思いますが、メモとしてまとめておきます。

Office 365 ProPlus のシステム要件の変更

変更前
2018 年 2 月の発表では、Office 365 ProPlus は、2020 年 1 月 14 日から Windows 7 と Windows 8.1 をサポート対象外にする。

変更後
今回の発表では、Office 365 ProPlus は、Windows 8.1 においては OS のサポート終了日にあたる 2023 年 1 月までサポートする。

また、Windows 7 の有償延長サポートである Windows 7 ESU が適用されたデバイスにおいても、同じく 2023 年 1 月までサポートする。(ちなみに、Windows Server 2016 では、2025 年 10 月までサポートされるようです)

このサポート ポリシーの変更によって Office 365 ProPlus を利用している企業ユーザーは、2020 年 1 月までに Windows 10 にアップデートする必要がなくなり、2023 年までの猶予が与えられることになりました。

Office クライアントの Office 365 サービスへの接続サポート要件の変更

変更前
2018 年 2 月の発表では、Office 365 に Office クライアントを接続して利用するには、2020 年 10 月 13 日からは Office 365 ProPlus、または、メインストリームサポートである Office 2019 が必要となる。

変更後
今回の発表では、Office 365 に Office クライアントを接続して利用するには、2023 年 10 月までは引き続き Office 2016 を利用できる。

このサポート要件の影響は、Office 2019 を利用するには Windows 10 が必要であるとのシステム要件に関係します。つまり、以前の発表では、Office 365 ユーザーは Office 2019 のシステム要件により、2020 年 10 月までに Windows 10 にアップデートする必要がありました。このサポート要件の変更により 2023 年までは Windows 8.1 などで利用できる Office 2016 で Office 365 を利用できることとなり、そのため、Windows 10 へのアップデートは 2023 年までの猶予が与えられることになりました。

さいごに

今回のポリシー変更は、企業の Windows 7 や 8.1 ユーザーが Windows 10 に、そして Office ユーザーが Office 365 ProPlus に移行するための準備や移行作業の時間を十分に確保できるようにと行われたものと思われます。

たしかに猶予はできましたが、Windows そして Office の方針としては、将来的には Windows 10 や Office 365 ProPlus を利用してもらうことにあるかと思います。

あわてる必要はなくなりましたが、移行プランを計画的に検討していきたいところです。