SharePoint Online のモダンサイトには、いつからか利用できるヘッダーとして「拡張」レイアウトが追加されました。この拡張ヘッダーを利用することで、サイトに対してちょっと華やかなイメージを与えることができます。

そんな拡張ヘッダーを設定するときのコツや注意点をまとめながら書き留めておこうと思います。

なお、この記事は Office 365 Advent Calendar 2021 の 13 日目です。毎年参加しているアドベントカレンダーですが、今年は 25 日まで毎日いろいろな方が記事を紹介してくれて、こちらもとても華やかになっています。ぜひチェックしてみてください!

Office 365 Advent Calendar 2021
https://adventar.org/calendars/6679

さて、それでは本題に入りましょう。

サイト作成直後のヘッダー

サイト作成直後のヘッダーは「コンパクト」になっています。そつがない感じで嫌いではないのですが、ちょっと華やかさに欠けるので少し手を加えたくなりますよね。

現在のヘッダーのレイアウトを確認するには、右上の歯車メニューから [外観の変更] – [ヘッダー] と選択し、レイアウトの設定値を確認しましょう。

拡張ヘッダーに変更するには、レイアウトで「拡張」を選択します。

拡張ヘッダーの設定

ヘッダーの設定でレイアウトとして「拡張」を選択したあとに、拡張ヘッダーを利用するために設定しなければならないものは、次の 2 つです。

  1. 背景
    • テーマ
    • 画像
  2. 表示
    • サイトのタイトルの表示/非表示
    • サイト ロゴの縮小表示
    • サイト ロゴ
    • ロゴの配置

それでは順番に見ていきましょう。

「背景」の設定

背景の設定でテーマ(色)を選択することができます。用意されているのは「なし」「普通」「低」「高」の 4 種類で、既定しは「なし」になっており、「高」が一番強い色になります。ここで選択できる色は、サイトのテーマで指定されたもののみなので、ヘッダーだけを別の色に変えることはできません。

今回は赤っぽい色を使いたいので、サイトのテーマとしては、外観の変更の「テーマ」から「赤」のテーマを利用することにし、ヘッダーのテーマとしては、一番色の強い「高」を選択することにしました。ヘッダーのメイン部分には、あとから背景画像を設定するのでテーマ色が見えなくなることもありますが、その下のナビゲーション部分に色が残ります。バランスを見て設定しましょう。

設定後に上手く反映されない場合は、設定を保存したあとにページを再読み込みしてみましょう。

画像を設定すると、ヘッダーのメイン部分に背景画像が入ります。これによって見た目の印象がグっと変わります。慣れないうちは、テーマで設定した背景色と同系色で画像を作成すると良いでしょう。僕はあまりセンスがないので、同系色でワンポイントを入れる程度にしておきます。

これだけでも印象が変わってきますよね。

「表示」の設定

ヘッダーからサイトのタイトルを非表示にすることもできます。あとからサイト ロゴとして画像を設定するので、非表示にしておきましょう。

「サイト ロゴの縮小表示」と「サイト ロゴの画像」をそれぞれ設定します。なお、どちらも透過された PNG を利用できます。ただし、「サイト ロゴの縮小表示」に設定した画像は、SharePoint の検索結果など様々な場所で表示され、そのときの背景色が固定ではないため、背景色付きの画像にしておくと良いです。

最後に「ロゴの配置」を設定して終わりです。中央に配置してみることにしました。

これで拡張ヘッダーの設定は終わりです。個人的には良い感じだと思います。

ちなみに、「サイト ロゴの縮小表示」に設定したロゴは、ページをスクロールしたときにも表示されます。かなり小さく表示されるので、画像作成にはコツが必要そうです。

ページのデザインを工夫して印象を強める

せっかくの拡張ヘッダーをいかすためにも、ページのデザインにも工夫をしてみます。まずはトップページの上部に、拡張ヘッダーと同系色の背景色に設定したセクションを設けます。今回は間に全幅のヒーロー Web パーツを配置しましたが、その下の背景色が付いたセクションまでがひとつの塊として認識でき、インパクトが出たように思えます。

どうでしょう?

トップページ以外では、ページタイトルの背景画像を工夫してみます。タイトルの画像をヘッダーのテーマと同系色にすることでここも塊として認識でき、やはりインパクトが出たように思えます。

こちらも良い感じです。ページの背景画像をデザイン的に利用する場合は、ページ作成時に [ページの詳細] からサムネイル画像を設定しておくことを忘れないようにしましょう。

用意する画像サイズまとめ

いろいろと画像を用意しなければなりませんが、それぞれについて目安となる画像サイズをまとめておきます。

画像サイズ備考
ヘッダー背景画像2560 x 164 px
サイト ロゴの縮小表示64 x 64 px背景透過が利用できるが、背景色を付けたほうが良い
サイト ロゴ300 x 64 px背景透過が利用できる
ページタイトル背景画像2560 x 400 px

そのほか、見た目に気を遣う場合には、公式のドキュメントも見ておきましょう。

Image sizing and scaling in SharePoint modern pages
https://support.microsoft.com/en-us/office/dc510065-b5a5-4654-bc94-e3ecbbb57d8d

ドキュメントでは、Web パーツで表示される画像の縦横比などにも触れられています。

画像エディター

いろいろなサイズの画像を用意しなければいけませんが、すぐに利用できる画像エディターがないという場合には、次のようなものがオススメです。SharePoint でのサイト作成では画像を利用する機会が多くありますので、何かしら画像エディターを用意できると良いですね。

Pixlr

ブラウザのみで利用できる画像エディター。写真の切り抜きやサイズ変更などには十分利用できます。今回利用した画像はすべてこちらを利用して作成しました。

オンライングラフィックデザイン : Pixlr.com
https://pixlr.com/jp/

GIMP

お馴染みオープンソースの画像エディター。インストールが必要ですが、いろいろなことができます。機能が多すぎて、何をしたら良いか分からないということがあるかもしれません。

GIMP – GNU Image Manipulation Program
https://www.gimp.org/

Adobe Creative Cloud Express

無料でも利用できる画像エディター。さまざまな素材が用意されており、簡単にそれっぽい画像を作成することができます。まだ公開されたばかりですが、これから少しずつ使っていこうと思います。

Adobe Creative Cloud Express
https://www.adobe.com/jp/express/

さいごに

さて、SharePoint Online モダンサイトの「拡張ヘッダー」について、ヘッダーの設定からページのレイアウトを利用した工夫までをまとめてきました。

拡張ヘッダーでレイアウトがビシッと決まると、サイト全体にも華やかさが生まれるのでぜひ試してみてください。

というわけで、Office 365 Advent Calendar 2021 の 13 日目でした。

Office 365 Advent Calendar 2021
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アドベントカレンダーも折り返し、後半もどんな記事が集まるかお楽しみに!