SharePoint Online のモダンサイトでは、YouTube Web パーツを利用して簡単に YouTube の動画を埋め込むことができます。
ただしこの方法だと、「YouTube チャンネルの常に最新動画を表示させたい!」と思ったときには、YouTube に動画がアップロードされるたびに YouTube Web パーツの再設定も必要になって非常に手間です。
もっと手軽に常に最新の動画を表示させたい…と思い、その方法を研究してみましたのでメモしておきます。
表示させたい YouTube チャネルの情報収集
まずは、表示させたい YouTube チャネルから必要な情報を収集します。今回は説明のために、Microsoft 公式 YouTube チャネルを見てみましょう。
Microsoft – YouTube
https://www.youtube.com/user/Microsoft
チャンネルのトップページを開いたら、「動画」タブをクリックします。
Microsoft – YouTube / 動画タブ
https://www.youtube.com/c/Microsoft/videos
すると、アップロード済みとして動画がたくさん並んで表示されますので、「すべて再生」をクリックしましょう。
この記事を書いている時点では次のような URL に遷移し、最新の動画から順番に再生されます。
https://www.youtube.com/watch?v=t4Cd3_pPaNU&list=UUFtEEv80fQVKkD4h1PF-Xqw&index=1
この URL に含まれる list の値を利用しますのでメモしておきましょう。
埋め込み用の iframe タグを作成
SharePoint モダンサイトのページに埋め込むためには iframe タグを利用します。ここでは iframe タグを詳しく知る必要はありません。次のように作成しましょう。
<iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/?list=UUFtEEv80fQVKkD4h1PF-Xqw" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen>
</iframe>
いろいろと書いてあるように見えますが、ここで確認する箇所は src に指定されている URL の /embed/? の後にある list の値だけです。ここに、先ほど YouTube のチャンネルで確認してきた値を指定しましょう。
SharePoint のページに「YouTube」Web パーツで埋め込む
SharePoint モダンサイトのページに埋め込むために、「YouTube」Web パーツを利用します。
設定にある「YouTube のリンクまたは埋め込みコード」に、先ほど作成した iframe タグを丸ごとコピペします。
ページに YouTube のチャンネルの最新動画が表示されました。これで、元のチャンネルに新しい動画がアップロードされれば、ページの動画も自動的に新しいものに切り替わるはずです。
YouTube Web パーツであれば「プライバシー強化モード」のオンオフなどの設定も簡単にできますので、ほとんどの場合はこちらがオススメです。
SharePoint のページに「埋め込み」Web パーツで埋め込む
同じように表示させるために「埋め込み」Web パーツを利用することもできます。設定にある「Web サイトのアドレスまたは埋め込みコード」に、先ほど作成した iframe タグを丸ごとコピペします。
見た目や動作は YouTube Web パーツと同じように見えますね。iframe タグでいろいろ設定したい場合はこちらの方法が良いのかもしれません。
さいごに
SharePoint Online のモダンサイトでは、今回の YouTube のように外部にあるコンテンツを埋め込んで表示することができます。
その場合、SharePoint 以外にも埋め込む対象のサイトのテクニックを知っていると活用できるシーンも多くありそうです。