(2018/9/7 追記)このページの情報は古くなっています。最新の情報は、下記リンク先をご確認ください。

Helping customers shift to a modern desktop
https://www.microsoft.com/en-us/microsoft-365/blog/2018/09/06/helping-customers-shift-to-a-modern-desktop/

— ここから下の情報は古い情報です —

今月 2 月 1 日(米国時間)に、Windows や Office のサポート ポリシー関連や、Office 2019 の提供方法についてなどが発表されました。

Announcing changes to Office and Windows servicing and support
https://partners.office.com/news/article/announcing-changes-to-office-and-windows-servicing-and-support/

Changes to Office and Windows servicing and support
https://blogs.technet.microsoft.com/windowsitpro/2018/02/01/changes-to-office-and-windows-servicing-and-support/

Windows および Office のサービシングとサポートの変更【2/3 更新】
https://blogs.technet.microsoft.com/mpn_japan/2018/02/03/changes-to-office-and-windows-servicing-and-support/

ここでは、企業で Office 365 を利用しているユーザーへの影響を中心に情報を追ってみたいと思います。

Windows 7 と Office 2010 のサポート終了日

多くの企業で導入されているであろう Windows 7 と、こちらも多くの企業でまだまだ現役で利用されているであろう Office 2010 については、当初の予定通り、Windows 7 は 2020 年 1 月 14 日、Office 2010 は 2020 年 10 月14 日にサポートが終了する予定だとのことです。

まあ、Windows XP のときのようなサポート期間の延長は行いたくないというのが Microsoft さんの正直なところでしょう。

Windows 10 上の Office 365 ProPlus サポート ポリシー

Windows 10 で Office 365 ProPlus を利用する場合は、サポート期間中の Windows 10 Semi-Annual Channel(半期チャネル)である必要があると明示されました。

Windows 10 Semi-Annual Channel(半期チャネル)は、年 2 回の更新プログラムによって新機能が展開され、リリース時から 18 カ月間サポートや更新が提供されるものになります。

いまの Windows 10 のリリース情報は、下記にまとまっていました。

Windows 10 のリリース情報
https://technet.microsoft.com/ja-jp/windows/release-info.aspx

Windows ライフサイクルのファクト シート
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/13853/windows-lifecycle-fact-sheet

2020 年 1 月 14 日以降の Office 365 ProPlus サポート ポリシー

先ほどの Windows 10 Semi-Annual Channel に関するサポート ポリシーに加え、2020 年 1 月 14 日からは、Windows 10 LTSC(長期的なサービス チャネル)がサポート対象外に、Windows 7 と Windows 8.1 もサポート対象外となるようです。

Windows 10 LTSC は、ちょいと特殊な Windows 10 なのでここでは割愛します。

Windows 7 については、ちょうどこのポリシーが有効化される 2020 年 1 月 14 日に延長サポートが終了されるため、Office 365 ProPlus もサポート対象外とするのでしょう。

気を付けておかなければならないのは、Windows 8.1 の場合です。Windows 8.1 の延長サポート終了日は 2023 年 1 月 10 日と予定されていますが、サポート期間をおよそ 3 年残した状態で  Office 365 ProPlus のサポート対象外となりますね。

Office 2019 の提供とサポート OS やサポート期間

今年の後半にリリースされる予定の Office 2019 ですが、こちらはクライアント OS としては、サポート期間中の Windows 10 Semi-Annual Channel と、こちらも今年の後半にリリースされる Windows 10 Enterprise LTSC 2018 がサポートされるようです。

また、注意が必要なのは、 Office 2019 のサポート期間が、これまでの通例に従わずに短縮されるということです。メインストリーム サポートが 5 年間(つまり 2023 年後半まで)提供されたのち、延長サポートを 2 年間のみ提供し、2025 年 10 月 14 日に Office 2016 と同時にサポートを終了するとのことです。

企業版 Office 365 ユーザーにとって Office 2019 が重要であるのは、昨年に発表された「2020 年 10 月 13 日から Office 365 サービスへ接続するためには、Office 365 ProPlus またはメインストリーム サポート中の Office クライアントが必要」という Office 365 のクライアント要件です。

【要注意】2020 年の企業向け Office 365 サービスに接続可能な Office クライアント要件の変更点と問題点
https://idea.tostring.jp/?p=2695

この時点でのメインストリーム サポートの Office クライアントは Office 2019 のみとなりますので、Office 365 ProPlus を利用しない Office 365 ユーザーは、Office 2019 を利用する必要があります。

その他、Office 2019 は Click-to-Run のみの提供となり MSI の提供がないため、展開方法も検討する必要がありますね。

企業版 Office 365 ユーザーが意識しておくべき日付

今後、企業版 Office 365 ユーザーが意識しておくべき日付は、次の 3 つかと思います。

まずは、「2020 年 1 月 14 日」です。この日は Windows 7 のサポートが切れ、また、Office 365 ProPlus の Windows 7 と Windows 8.1 のサポートも終了します。つまりは、Office 365 ProPlus ユーザーの場合、この時点までに Windows 10 の展開を終えておく必要があります。

つぎは、「2020 年 10 月 13 日」です。この日から、Office 365 サービスへ接続するためには、Office 365 ProPlus または Office 2019 が必要となります。注意すべきは、そのどちらも Windows 10 のみがサポートとなっている点です。つまりは、多くの Office 365 ユーザーは、この時点までに、Windows 10 の展開に加え、Office 365 ProPlus または Office 2019 の展開も合わせて終えている必要があります。

そして最後が、2023 年の後半に訪れるであろう、「Office 2019 のメインストリーム サポートの終了日」です。Office 2019 もメインストリームが終了すると Office 365 サービスへの接続がサポート対象外となります。つまりは、この時点までに「Office 365 ProPlus または次の Office クライアント」の展開を終えている必要があります。この「次の Office クライアント」がどうなるかというのは現時点では不明ですね。

(2018/2/8 追記)ちょっと分かりづらかったので、下の図のようにまとめてみました。

Microsoft 365 が良いのかなあ…?

今回のサポート ポリシーの変更や Office 2019 のサポート OS およびサポート期間を見てみると、やはり頭に思い浮かぶのは、Office 365 や Windows 10 などを含む「Microsoft 365」というサブスクリプション ライセンスの存在ですよね。とは言え、気軽に買い替えられるものでもないのですが…、もしも買い替えるのであれば 2020 年 10 月 13 日までがターゲットなのかなあと思っています。

さいごに

今回のサポート ポリシーの変更はクライアント OS にも影響があり、Office 365 を利用している企業としては、早目早目に検討を進めていかないとダメかなと思っています。ライセンス モデル上の最適解は、Microsoft 365 になるのだと思うのですが、クライアント OS の買い替えも合わせてだとなかなか荷が重く、また、どうせ Microsoft 365 にするのであれば EMS や Azure AD Premium の利用も検討しておきたいですよね。ムズカシイところです。