Microsoft Teams の「チャット」は 1 : 1 の場合と 3 人以上の場合とでは機能が異なる

Microsoft Teams
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Microsoft Teams ではチームを作らずとも「チャット」の機能を利用して他のユーザーとコミュニケーションを行うことができます。

このとき、1 : 1 での利用はもちろん、3 人以上でグループチャットを行うこができるのですが、前者と後者では実はできることが異なるようです。

気づいた違いをメモしておこうと思います。

グループチャットはグループ名を付けられる

まず、3 人以上のグループチャットを利用する場合のみ、グループ名を付けることができます。

3 人以上が入っているグループチャットで、参加者名の横の鉛筆アイコンをクリックすることでグループ名を入力できます。

また、新たにチャットをはじめようとしたときに、メンバーを指定する入力フォームの横にある下向き矢印のようなアイコンをクリックすると、チャットをはじめる前にあらかじめグループ名を入力しておくこともできます。

この UI を見ると、1 : 1 でチャットを行う場合でもグループ名を入力できそうに思えますが、メンバーに自分以外のユーザーを 1 人だけ指定した状態でチャットをはじめようとすると…、「チャットを開始するには、少なくとも もう1人追加する必要があります。」と表示され、チャットをはじめることができません。

グループ名を決められるのは、3 人以上のユーザーをチャットに含めているときだけのようです。

もし、1 : 1 で利用するチャットにグループ名を指定したいときは、一度は 3 人以上でグループチャットをはじめて、余分な 1 人をグループから退出させる必要があります。イマイチですね。

グループチャットはグループへユーザーを追加するときに過去のチャット履歴を引き継げる

こちらも、3 人以上のグループチャットを利用する場合のみ、チャットグループへユーザー追加時に過去のチャット履歴を引き継ぐことができます。

グループチャットの場合には、会話が表示されている画面の右上のアイコンからユーザー追加を行うと、チャット履歴を引き継ぐか、引き継ぐ場合には一部かすべてかを選択できます。

1 : 1 で利用しているチャットの場合には、追加するユーザーを指定することしかできず、また、新たにユーザーが追加されるときには過去のチャット履歴は引き継ぐことができません。

下記の公式ドキュメントにも記載がありました。

注: グループチャットに誰か (1 対1ではなく) を追加するときは、チャット履歴を含めることができます。

Teams でチャットを開始する
https://support.office.com/ja-jp/article/0c71b32b-c050-4930-a887-5afbe742b3d8

もし、1 : 1 で利用するチャットの履歴を、後からユーザー追加時に引き継ぐ可能性があるとはじめから分かっている場合は、一度は 3 人以上でグループチャットをはじめて、余分な 1 人をグループから退出させる必要があります。イマイチですね。

1 : 1 のチャットと 3 人以上のグループチャットは別モノだ

どうやら、Microsoft Teams では「チャット」を利用したチャットを行う場合、1 : 1 のチャットと 3 人以上のグループチャットでは別モノのようです。

しかも、1 : 1 のチャットに 3 人目を追加したときには、グループチャットに自動で進化(?)し、一度グループチャットになったチャットは、参加しているユーザーが減ったとしても元の 1 : 1 のチャットには戻らない不可逆な動作をするようです。

さいごに

個人的には「チャット」を利用する場合、はじめから 3 人以上で行う機会は少なく、1 : 1 である程度チャットを行ってから、3 人目、4 人目を追加することが多いです。そのときに、1 : 1 のチャットの内容を引き継げないのはとても不便に感じています。

さらに言うと、グループチャットの内容を引き継いでチームを作成できるともっと嬉しいんですけどね。

どうしてこのような実装になっているのかは分かりませんが、チャットを利用する場合のちょっとした注意点かと思いました。

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