「数万件のデータがあるんですよ」

在宅勤務中のとある日の夕方、ふとこんな相談を受けました。「今は Excel でデータを管理していまして…」と彼が言う要件とは次のものでした。

  • とあるシステムから ID 値が出てくる
  • その ID 値を使って Excel の中からデータを抽出したい
  • Excel には数万件のデータが登録されている

要件としては単純なものでしたが、彼はこれを Power Automate を利用して自動化したいと言うのです。そのとき僕の頭の中にはひとつの疑問が浮かびました。

「Power Automate から数万件もデータが入っている Excel の中を検索できるのだろうか…?」

というので試してみました。

データを用意する

データを用意するのは大変です。Google で検索したところ、テストデータの作成ツールを Web アプリとして公開してくれているサイトがありました。

テストデータ生成 | TM – WebTools
https://tm-webtools.com/Tools/TestData

今回は 50 万件のデータを CSV ファイルで作成してみました。このデータを Excel に取り込み、「行の取得」アクションで利用するマッチングキーとして利用するための「ID」列を追加しておきます。

これでデータの準備は完了です。今回は OneDrive for Business にアップロードしておきます。

フローから呼び出す

手動実行できるフローを作成し、Excel の中を「ID」列で検索してみます。完全一致検索ですね。

さて、実行しましょう。

結果

はい。全く何の問題もなくデータが返ってきました。

これは良いですね。

さいごに

というわけで、今回の記事のタイトルでもある「Power Automate の Excel Online (Business) コネクタの「行の取得」アクションは数万件のデータが格納された Excel からデータを取り出せるのか」については、「全く問題なくデータを取り出せる」という結論になりました。

これはいろいろと使えそうです。