Copilot エージェントで SharePoint で共有された情報を活用する

Copilot
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前回は、社内向けの 3 分間スピーチを考えてくれるエージェントを作成しました。さらに今回は、SharePoint で共有されている情報を参照して答えてくれるエージェントを作成してみたいと思います。これによって、例えば自分なりの社内ヘルプデスクのようなエージェントや、過去のドキュメントから役に立ちそうな情報を探して教えてくれるエージェントなどを作成できます。

エージェントにナレッジを追加する

指定する SharePoint サイトやライブラリなどをエージェントに参照させるには、エージェントの構成から [ナレッジ] を追加します。

SharePoint のライブラリに保存されたフォルダーやファイルを指定するには [参照] を利用し、SharePoint サイトを丸ごと指定するには [SharePoint サイトの URL を入力します] に URL を直接入力します。それぞれ合わせて最大 20 件まで追加できるので、参照したい情報が複数のサイトに散らばっていたとしても大丈夫です。

たとえばここでは、社内で共有されている過去の提案書が共有されたフォルダーと、以前に行った受注倍増プロジェクトのサイトを指定しました。

説明や指示の例

エージェントの肝でもある [説明] や [指示] ですが、とりあえず試してみるだけであれば次のような簡単なもので大丈夫でした。

社内で共有された提案書から、新たな提案書作成に役立つ内容を探して教えてくれるエージェント

説明

– 社内の SharePoint サイトから質問に関連する情報を探し出し要点を簡潔にまとめる。
– 社内にある情報の事実を重視する。
– 社内で見つかる情報以外は回答に含めない。

指示

エージェントを利用してみる

エージェントが出来上がったらさっそく利用してみます。過去の提案書に含まれていそうな内容を聞いてみると、次のように答えが返ってきました。

いくつか試してみると、これはなかなか良さそうな雰囲気です。指示が単純でも、参照先にちゃんと情報があれば使えるものになりそうです。

さいごに

これまでも SharePoint や Microsoft Teams を使った情報共有として、いろんなドキュメントなどを共有していると思います。しかし、それの使い道はなかなか思い浮かばなかった、ということもあるのではないでしょうか。Copilot のエージェントは、そのように共有された情報を簡単に参照させることができます。エージェントによって情報活用の新しいアイデアが浮かんでくるかもしれないですね。

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