Microsoft Flow の Microsoft Teams コネクタを利用すると、簡単に Microsoft Teams のチャネルにメッセージを投稿することができますが、どうやら「メッセージをフロー ボットとしてチャンネルに投稿する」アクションを利用すると、メンション機能も利用できるようになったみたいです。
さっそく試してみます。
アクションの設定
設定としては、次のような感じです。Message のところに、メンションを送りたい相手のメールアドレスを <at></at>
タグで囲んで指定します。
このメッセージは HTML を利用して装飾できるようです。これで実行してみます。
動作を確認してみる
実行されると、通知と共にチャネルに投稿が表示されます。このとき、メッセージを投稿したユーザーは Microsoft Flow ボットとなります。
この Flow ボットは、アイコンの画像も変えられないし、表示名も変えられないし、なんだかちょっと微妙な感じですが…。
他にも色々試してみましたが、この方法でメンションができるのは「メッセージをフロー ボットとしてチャンネルに投稿する」アクションのみで、「メッセージを投稿する」アクションや「独自のアダプティブ カードをフロー ボットとしてチャンネルに投稿する」アクションでは上手く動かす方法を見つけられませんでした。また、以前からよく利用している Microsoft Teams の Incoming Webhook コネクタを利用する方法では、<at></at>
タグがメンションとして認識されませんでした。ちょっと残念ですね。
さいごに
いまのところ Microsoft Flow から Microsoft Teams のメンションを利用できるのが、この「メッセージをフロー ボットとしてチャンネルに投稿する」アクションのみのようではありましたが、メッセージのところは HTML で装飾できるようでしたので、なんとか工夫して利用してみたいと思います。