Microsoft Teams で Web 会議をレコーディングするときは動画の権限にも気を付けよう

Microsoft Stream
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Microsoft Teams では、Web 会議を簡単に動画として記録し、残しておくことができます。Web 会議で記録された動画は、Office 365 に含まれる Microsoft Stream という動画共有サービスに保存されていますが、Microsoft Teams とは別に Microsoft Stream でも動画に権限が設定されています。

ちょっとした勘違いで、本当は見られたくなかった会議の動画が社内から見られる状態になってしまっていたという事態を避けるためにも、少し動作を確認しておきましょう。

保存された動画の所有者はレコーディングを開始した人

動作を確認していくと、誰がレコーディングを開始するかが大事であることに気が付きました。というのも、レコーディングを開始した人が動画の所有者になるため、あとから権限変更などが必要であれば、その人が対応する必要があるからです。

不安なうちは、ちょっと詳しそうな人にレコーディングを開始してもらいましょう。

そして、次に書いていくように、どうやって会議を開始したかよって追加の所有者がいるかいないか、誰がその動画を閲覧できるのかが決まります。

予定表で予定された会議

予定表で予定された会議については、動画の所有者はレコーディングを開始した人に加えて、予定を作成した人(開催者)も自動的に追加されるようです。

予定に参加者として登録されている人には閲覧権限が付与されます。

つまり、予定表で予定された会議を記録した動画の権限は次のようになります。

所有者閲覧者
レコーディングを開始したユーザー
会議予定を作成したユーザー
会議出席者として登録されていたユーザー

チームのチャネルで開始された会議

チームのチャネルで開始された会議では、動画の所有者はレコーディングを開始した人に加えて、その時点のチームの所有者も自動的に追加されるようです。

チームの種類による閲覧権限の違い

チームのチャネルで開始された会議をレコーディングする場合は、チームの種類にも気を付けておきましょう。

プライベートのチームの場合は、チームのメンバーにしか閲覧権限が付与されませんが、パブリックのチームの場合は、社内のユーザー全員に閲覧権限が付与されます。

つまり、プライベートチームのチャネル会議を記録した動画の権限は次のようになります。

所有者閲覧者
レコーディングを開始したユーザー
チームの所有者
チームのメンバー

そして、パブリックチームのチャネル会議を記録した動画の権限は次のようになります。

所有者閲覧者
レコーディングを開始したユーザー
チームの所有者
チームのメンバー
社内の全ユーザー

メンバーを追加するときはちょっと気長に

Microsoft Teams 側でプライベートチームにメンバーを加えても、過去の動画を閲覧できるようになるまでには少し時間がかかるようです。1 時間ほどは気長に待ちましょう。

チャットで開始された会議

チャットでも会議をはじめることができますが、チャットで会議をはじめた場合は、そのチャットに参加していた人に閲覧権限が付与されるようです。

つまり、チャットで開始された会議を記録した動画の権限は次のようになります。

所有者閲覧者
レコーディングを開始したユーザーチャットに参加していたユーザー

Microsoft Stream で動画の権限を確認する

こうした動画の権限を Microsoft Stream で確認する方法もおさらいしておきましょう。まずは、サービスにアクセスします。

Microsoft Stream
https://web.microsoftstream.com/

その後、[探索] – [ビデオ] と進み、自分が閲覧可能な動画の一覧画面を開きます。

ビデオの参照 | Microsoft Stream
https://web.microsoftstream.com/browse

テキスト検索で目的の動画を探すこともできますし、最近のものであれば「並べ替えの基準」を「公開日」に変更すると、最近のものから時系列順に並びます。

自身が所有者の動画については、詳細の更新ボタン(鉛筆アイコン)が表示されていますのでクリックします。

動画の個別ページの場合は、動画の下にあるメニューから [・・・] – [ビデオの詳細を更新する] をクリックします。

すると表示される画面の「アクセス許可」が動画に設定されている権限です。ここで変更することもできます。

設定方法が少し分かりづらいのですが、セッションを表示するユーザーに並んでいるユーザーには閲覧権限が付与されており、所有者にチェックが入っているユーザーには所有者権限も付与されています。

チーム名(グループ名)については、そのチームのメンバーに対して所有者権限、または、閲覧権限(表示)を選択して付与することができます。

さいごに

Microsoft Teams で Web 会議を気軽にはじめて、その様子も動画で残しておけるというのは大変魅力的ですが、その動画は Microsoft Stream という Office 365 の動画共有サービスに保存されていることには注意が必要です。

特に、Microsoft Teams のチームをパブリックで作成している場合、チームのチャネルで行った会議も社内に対して公開されます。

チームの種類には気を付けましょう。

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