SharePoint Online のサイト内には、サイト内に保存されたビデオファイルの一覧を表示するビデオコレクションページがあります。しかしこのページは、存在を知らなければアクセスできないところに隠されており、なかなか利用されることがありません。
そこで今回は、そのページへのアクセス方法や利用方法を書き留め、存在を白日の下に晒します!
ビデオコレクションページにアクセスする
サイトにアクセスできるユーザーであれば、誰でも隠されたビデオコレクションページを開くことができます。そのページを開くためには、サイトの URL に「/_Layouts/15/Video_Collections.aspx」を追加するだけです。
例えば、いま開いているサイトの URL が下記の通りであれば
https://contoso.sharepoint.com/teams/SharePoint
次のように書き換えます。
https://contoso.sharepoint.com/teams/SharePoint/_Layouts/15/Video_Collections.aspx
または、開いているサイトの URL が下記の通りであれば、
https://contoso.sharepoint.com/teams/SharePoint/SitePages/Home.aspx
/SitePages から先を消して同じように書き換えます。
https://contoso.sharepoint.com/teams/SharePoint/_Layouts/15/Video_Collections.aspx
するとどうでしょう、Videos と書かれたページが開き、Microsoft Teams のチームに紐づくサイトであれば、チャネル会議のレコーディングファイルが表示されると思います。他にもサイト内にビデオファイルがあれば、それらがごちゃ混ぜで表示されるはずです。

このページがビデオコレクションページです。
ページを編集してみる
サイトに対して編集権限のあるユーザーであれば、ビデオコレクションページを編集モードに切り替えることができます。そうするとこの実体は、Highlited content Web パーツ(つまり、強調表示されたコンテンツ Web パーツ)であることがわかります。

Web パーツの設定も単純で、ソースとして「このサイト上のドキュメント ライブラリ」が選択されており、ドキュメントの種類として「ビデオ」が選択されているだけです。そして、アイテムの表示数は「36」となっています。サイト内の動画数がもっと増えたときには、ここの設定をイジると良さそうです。
ナビゲーションに追加する
このままでは、ビデオコレクションページが他のユーザーが見つけられないので、必要に応じてナビゲーションに追加しておきましょう。「/_Layouts/15/Video_Collections.aspx」付きの URL を登録するだけです。

または、先ほどページを編集しページを発行した場合は、ページライブラリの中に新しいページが作成されているはずです。こちらをナビゲーションに登録することもできます。

これで他のユーザーからも目に付きやすくなりました。
会議のレコーディングだけを表示する
ビデオコレクションの実体は強調表示されたコンテンツ Web パーツでした。そのため、このページは自分でも作ることはできます。過去の投稿で、チーム内の会議レコーディングの一覧を表示するページの作成方法を紹介していますので、こちらも設定の参考になると思います。
SharePoint Online でチームの Microsoft Teams 会議録画一覧ページを作ってみる
https://idea.tostring.jp/?p=5944
さいごに
これでやっと知らなければ見つけられないビデオコレクションページの存在を皆さんに広めることができました。サイト内に保存されたビデオファイルの一覧を見たい場合は、簡単に確認してもらうことができます。
しかしこのページは、蓋を開けてみれば、なんてことはない強調表示されたコンテンツ Web パーツだけで出来ています。同じようなページは自分でも作ることができますね。またこの Web パーツは、設定次第で色んなコンテンツを一覧表示することができます。これをキッカケに、Web パーツの設定に興味を持っていただけたら嬉しいです。
ビデオコレクションページを開くための URL をいつも忘れてしまうので、この機会にとメモしておきました。