これまで基本容量が 10GB だった SharePoint Online とユーザーあたり 1TB だった OneDrive for Business で、それぞれ容量の拡大が発表されました。これは嬉しい!!ということで、簡単にまとめます。
SharePoint Online の基本容量が 1TB に!
まず、SharePoint Online では、従来 10GB + 0.5GB x ユーザー数で計算されていたテナントに割り当てられる容量が、1TB + 0.5GB x ユーザー数となりました。
この容量は、Office 365 Groups の OneDrive や、Office 365 Video でも共有されることになります。特に Video などでは動画ファイルを扱うため容量が増えたことは大歓迎ですね。
手元のテナントでもバッチリ容量が増えていることを確認できました!!
OneDrive for Business は 5TB に!
OneDrive for Business についても無制限容量化の第一歩として、ひとりあたり従来の 1TB から 5TB へと容量が拡大されます。
ただしこちらは条件があり、下記のプランで 5 ユーザー以上を契約しているテナントに限定されます。
- Office 365 Enterprise E3, E4 and E5
- Office 365 Government E3, E4 and E5
- Office 365 Education
- OneDrive for Business Plan 2 and SharePoint Online Plan 2
5TB という容量は、クライアントへ全て同期するわけにはいかない場合がほとんどだと思いますので、昨年 12 月に公開された「Next Generation Sync Client」の「フォルダー選択同期」を活用していくことになるかと思います。
Windows 版の Next Generation Sync Client インストール手順は下記で公開されています。
Windows で OneDrive for Business 次世代同期クライアントの使用を開始する
https://support.office.com/ja-jp/article/8B-615391c4-2bd3-4aae-a42a-858262e42a49
アップロード可能なファイルサイズも 10GB に拡大!
合わせて、アップロードが可能なファイルあたりの最大容量も従来の 2GB から 10GB へと拡大され、より大きなサイズのファイル(動画や CAD ファイル)なども共有ができるようになっています。
さいごに
10GB から 1TB への容量拡大は、およそ 100 倍となります。こうした変化はいかにもクラウドという感じですね。
このほかにも、待望の(?)SharePoint Online や OneDrive for Business へ保存されたドキュメントに関するユーザーの閲覧やダウンロード操作を含んだ監査ログの機能も発表されています。
下記が公式記事です。
Auditing, reporting and storage improvements for SharePoint Online and OneDrive for Business
https://blogs.office.com/2016/02/17/auditing-reporting-and-storage-improvements-for-sharepoint-online-and-onedrive-for-business/