SharePoint 2010 から追加された機能で「ドキュメント セット」という機能があります。関連するドキュメントをひとつのセットとして扱うことができ、セットでワークフローを回せるなど色々と便利な機能です。
ドキュメント セットの概要
https://support.office.com/ja-jp/article/c49c246d-31f1-4bfe-afe2-e26698b47e05
私自身も好んで良く使っていたのですが、大きな不満がひとつありました。それは、ドキュメント セットを利用すると URL へ「ドキュメント%20セット」が含まれるページ(ウェルカム ページ)があることです。
ドキュメント セットの URL を開くと URL は「/DocLib/Forms/ドキュメント%20セット/docsethomepage.aspx?ID=512&FolderCTID=…」のようになります。
まあ、URL に日本語が含まれることについては、SharePoint の場合は日本語名のドキュメントをライブラリにアップロードするとドキュメント名がそのまま URL になってしまうので避けられないことなのですが、なんとなく気持ち悪い…。
ということで、ウェルカム ページの URL がいつ、なんの設定で決定されるのかを検証・確認してみました。
結論、サイト コンテンツ タイプ名でした
結論は「サイト コンテンツ タイプの名前が URL へ含まれていた」です。この動作を逆手にとって、URL を自在に(?)操りましょう。
手順
- サイト コンテンツ タイプへデフォルトの「ドキュメント セット」を親としたコンテンツ タイプを “英語名” で作成する
- ドキュメント ライブラリに新たに作成したコンテンツ タイプを追加する(このタイミングで URL が決まる)
- ドキュメント ライブラリに追加したコンテンツ タイプの名前を “日本語名” に変更する
とすると、最初に述べたウェルカムページの URL には、1. でつけた “英語名” が含まれるようになります。また、表示名が利用されるようなので、デフォルトのドキュメント セットの名前を変えても良いのかもしれません。
さいごに
どうでも良いと言えばどうでも良い話なのですが、ずっと気持ち悪いなあと思っていたので個人的にはスッキリしました。