Yammer では外部メッセージングという機能があり、これを利用することで「外部グループ」を作成するなど社外のユーザーとも会話を行うことが可能になります。ただ、企業によってはこうした機能を好ましくないと考えることもあり、そうした場合に Yammer の利用を躊躇してしまうこともあるかと思います。
この機能を無効化するための手順を確認できましたので、メモとして残しておきます。
Exchange Online にメール フローを作成
Yammer の「外部グループ」の機能を無効化するためには、Exchange Online にメール フローを作成しておく必要があります。この時作成するメール フローは次のようなものです。
項目 | 設定 |
---|---|
名前 | 例)Disable Yammer external messaging and external groups |
このルールを適用する条件 | 受信者が(または、送信者が)notanemail@notadomain.com |
実行する処理 | 説明を示してメッセージを拒否する「例)This disables external groups and messaging in Yammer」 |
このルールのモードの選択 | 強制 |
実際の設定画面は次のようになります。
この作成したメール フローを有効化しておきます。
Yammer の設定変更
Exchange Online の設定後、Yammer の [ネットワーク管理]-[セキュリティの設定] を開き、「Exchange Online Exchange トランスポート ルール (ETR) を Yammer で適用する」の設定にチェックを入れ [保存] をクリックします。(すでにチェックが入っている場合は、一度チェックを外して保存したのち、再度チェックを入れて保存すると上手くいくかもしれません)
これで設定が完了です。動作を確認するには、一度 Yammer のページを再読み込みしてください。
動作確認
上手く設定が反映されていると、ユーザーが Yammer にグループを作成するダイアログでは「内部グループ」のみが選択可能になります。
このため、ユーザーは「外部グループ」を作成することが出来なくなるというわけです。
さいごに
近ごろの Office 365 におけるコラボレーション・チームワークでは、従来から利用されている Outlook に加え、Microsoft Teams、そして、Yammer の組み合わせがオススメというのが Microsoft からのメッセージのように語られます。ただし、企業のポリシーなどと照らし合わせ、Yammer の外部メッセージング機能が懸念点として考えられる企業も多いのではないでしょうか。少し設定が分かりづらくはありますが、今回ご紹介した設定方法で無効化することもできるようですので、Yammer のご利用も検討いただけたらと思います。
今回ご紹介した設定方法について、公式のドキュメントは下記のリンク先です。
Disable external messaging in a Yammer network
https://docs.microsoft.com/en-us/yammer/work-with-external-users/control-external-messaging-with-exchange
Yammer もユーザーに定着してくると、すごく便利ですよー。