今週は、ラスベガスで開催された SharePoint Conference North America の Keynote が SharePoint Virtual Summit 2018 としてオンライン配信されました。SharePoint Online を中心に今後の機能アップデートの情報が多く公開されましたので、あとから見返せるように内容をまとめておきたいと思います。

オンデマンドでも動画を見ることができますので、デモの様子などぜひご覧ください。

SharePoint Virtual Summit 2018 – Resource Center
https://resources.techcommunity.microsoft.com/sharepoint-virtual-summit-2018/

それでは、この記事も動画の進行にしたがって発表された情報を追っていきたいと思います。

Share and work together

動画がはじまって 18 分ごろからの内容です。

デモでは、Word Online での編集時にコメント機能で @ メンションが利用できるようになる様子が紹介されていました。

そしてつぎが、OneDrive などに保存したファイルをブラウザからでもデスクトップからでもスマホからでも簡単に他の人と共有できるようになるよといったものです。共有相手を検索して指定するときも Microsoft Graph のデータを利用して、良く連絡を取り合うユーザーが優先的に出てきたりします。

SharePoint や OneDrive で共有したファイルに対しての他のユーザーのアクティビティが簡単に確認できるよという内容です。

どんどんと進んで、SharePoint Online モダン ページに貼り付けたドキュメント ライブラリ Web パーツでも Column formatting などのフル機能をサポートしますよという内容。ドラッグ & ドロップでのアップロードにも対応などですね。

ドキュメント ライブラリやリストでは、ファイルのアップロードやメタデータの更新などが他のユーザーの表示にもリアルタイムで反映されるようになります。

そして、Microsoft Teams のタブに SharePoint モダン ページを追加することで、ページのフル機能を利用できるという内容です。ファイル タブのドキュメント ライブラリも Column formatting などフル機能が利用できるようになるようです。

あとは、Windows 10 で利用できる OneDrive Files On-Demand の機能で、OneDrive for Business や SharePoint や Microsoft Teams などで共有しているファイルの全てをエクスプローラーで見ることができますよという内容ですね。

ちょっと嬉しいのが、OneDrive のスマホ アプリに Office Lens アプリのようなスキャン機能が追加されて、名刺やホワイトボードを撮影した画像も簡単に OneDrive for Business に保存できるようになります。デモでは領収書を撮影して、他の人と共有できるよというデモになっていました。

あとは、スマホのカメラロールの画像を丸ごと OneDrive for Business にアップロードする機能も追加されるとのこと。

スマホのカメラロールをアップロードする機能は、ユーザーからの要望が多かった機能らしいですね。

Inform and engage people

デモも進んで 33 分ごろからの内容です。

まずは、コミュニケーション サイトの機能追加ですね。

ニュースの機能は、SharePoint モダン サイトでも重要な機能であるとして紹介されていました。モダン サイトのニュースは、SharePoint スマホ アプリでも見られて、そのスマホ アプリの機能もアップデートされますよという話の他、コンテンツとして Microsoft Stream にアップされた動画もページに追加して共有できるよという内容ですね。(英語では)SharePoint の画面上から動画内の会話をテキスト検索できるようになっています。

画像 Web パーツは、スクリーンリーダー用に代替テキストが AI によって簡単に入れられるようになっている他、Yammer Web Parts も新しくなっています。

ページにタグを付けられるようになったりもするみたいですね。

今後は組織のニュースとしても利用できるように、スケジュール投稿や承認機能、ページへのタグ付けなどが利用可能になるとのこと。

ちなみに承認の機能は Microsoft Flow を利用した機能になるみたいですね。

あとは、ニュースに表示する記事をコントロールできる機能でしょうか。デモでは、ロケーションやメタデータに応じてフィルターされるみたいなことを言っていたような気がしましたが…、デモでは良くわからなかったので、機能がリリースされたら確認ですかね。

そして、近ごろ登場した SharePoint ハブ サイトの紹介。そのハブサイトに他のサイトを関連付けたときに、任意のサイト スクリプトを実行して権限やメタデータや列などなどを自動設定できるようになるとのこと。

発表された内容はニュース機能に関するものが多く、このあたりの機能は試しておいた方が良さそうですね。

Transforming content collaboration

さらに進んで 45 分ごろから。

一応は今回の目玉だったんでしょうかね。SharePoint Spaces という新しい機能が発表されました。SharePoint の中に Mixed Reality を組み込むことができる機能とのこと。まずは、プライベート プレビューからみたいですね。

SharePoint 内の情報を使って、簡単に HoloLens などで体験できるコンテンツを作成できるみたいです。

デモでは、新しく入社した社員の研修のために Space を SharePoint の中に作成して、モダン ページを作成するのと同じような操作で 3D 空間を作っています。仮想の空間のなかに Web パーツを配置するような感じです。そして、ドキュメント ライブラリの中の 3D オブジェクトを空間に配置していますね。

コンテンツ次第という感じはしますが、研修や教育では利用できるシーンもありそうですかね。あとは、Power BI のビジュアルを 3D で表示したりしていましたね。

Harness collective knowledge

そして 1 時間 3 分ごろから。

検索機能が強化されていますよという内容。

そして、(正直ちょっと存在を忘れていましたが…)Bing for Business がデモで紹介されていました。

あと、スマホのアプリには、「Find」という新しい機能が追加され、各ユーザーに応じた検索結果やオススメが表示されるとのこと。(日本語では特に)SharePoint の検索には不満の声が多いところなので、探しやすくなると嬉しいですね。

あとは、組織で検索時のサジェスチョンを設定できるようになるということでしょうか?

さらには、検索結果のフィルターも設定できるようになるとのこと。

そして唐突に Microsoft Training Services が発表されました。

Transform business process

さらに進んで 1 時間 12 分ごろから。

Microsoft Flow とか PowerApps とかの話ですね。

SharePoint リストに保存された Twitter などのテキストを Azure のサービスを使って感情分析したりするデモは、Microsoft Flow を使って簡単に作れますね。

リストのカスタマイズ方法として、これまでの Column formatting に加えて Row formatting が追加されるとのこと。

もうひとつのデモは、ドキュメント ライブラリの中の画像を Azure のサービスで画像分析するものですね。画像を保存すると、なにが写っているか?や、場所、文字の抽出などが行われ、列の値として保存されます。

Computer Vision との組み合わせで、画像にメタデータを付けるというものです。

ちょっと期待なのは、リスト作成時の操作が変更されます。

リスト テンプレートを選択した後に、あらかじめ不要な列を削除しておいたりなどができるようになります。

あとは、Excel シートからこれまでよりも簡単にデータをコピー & ペーストできるようになります。データを入れると、値を分析して「通貨列の方が良いんじゃない?」といった提案も表示されるようになるみたいですね。

そして、これまでよりも簡単にクイック編集モードに切り替えてデータを編集できます。これは早く試してみたい機能ですね。

さらには、リスト アイテムから Planner のタスクを作れるようになったりなどですね。

ついでにデモでは、新しい種類の列としてロケーション列が使えるようになることが紹介されていました。地図が表示される列ですね。

Power BI とも連携して、リスト内のデータをクイック分析して表示してくれるようです。

どんどんと Office 365 の色んなサービスとつながりますね…

Extend and develop

そろそろ疲れてきましたが、1 時間 23 分ごろから。

SharePoint Framework だとか SharePoint Framework Extensions だとかの話題です。

もうすぐ登場する新しいデプロイ ツールでは、簡単にテナント全体に機能を展開できます。例えば、デモで紹介されていたフッターのように、全部のサイト共通で利用したい機能などで利用できそうですね。

そしてコレ、正直良く分からないのですが…、なんですかね…

最後のは、SharePoint Framework で作ったパーツを Microsoft Teams のタブに追加して利用できるようになるということですね。

Protect and manage

いよいよ最後ですね。1 時間 33 分ごろから。

SharePoint の新しい管理センターがプレビュー中です。

サイト コレクションの管理では、グループのサイトも含めて管理できます。あとは、一覧の画面から列で並び替えたり、フィルターできたり、それをビューとして保存できたりしますね。

SharePoint のデータもマルチ ジオに対応して、管理画面では地図で確認することができます。

話題の GDPR のためのダッシュボードもあります。

SharePoint Migration Tool では、オンプレミスの SharePoint からリストのデータも含めデータ移行ができます。

あとは、Windows Defender と連携して、ランサムウェアに感染すると OneDrive クライアントが「リストアしますか?」と聞いてきて、感染前の状態にリストアできるようになっているみたいですね。

SharePoint Server 2019

最後の最後に 1 時間 43 分ごろからちょっとだけ。

SharePoint Server 2019 のプレビューは夏ごろで、出荷は秋ですよとのこと。Microsoft Ignite という 9 月末のイベントに合わせてリリースですかね?

基本的には、SharePoint Online の機能の一部がオンプレミスにも実装されるという内容ですね。

さいごに

といった感じで、およそ 2 時間の Keynote セッションは次から次に新しい機能が発表されました。これから出てくるものが多いですので、ちょっとずつ情報を追っていければと思います。

公式ブログでは、下記のリンク先と、リンク先の記事の一番下に関連した他のブログへのリンクがありますので、そちらも合わせてご確認ください。Microsoft Forms のアップデートや OneDrive for Business の匿名共有でパスワードを設定できたりなど、Keynote で触れられていない情報もあったりするようです。

SharePoint innovations transform content collaboration with mixed reality and AI
https://www.microsoft.com/en-us/microsoft-365/blog/2018/05/21/sharepoint-innovations-transform-content-collaboration-with-mixed-reality-and-ai/

それではお疲れさまでした。