Microsoft Teams も使っているけど、Web 会議はやっぱり Zoom の方が良いよなー。そんな声を聞くことがあります。

Zoom はアメリカにある Web 会議のクラウドサービスを提供している会社で、シスコの WebEx と関連するエンジニアによって設立されたようです。その Zoom が提供している Zoom ミーティングは、使いやすさや音声品質の高さなどから評判となり、日本国内でもこの数年で名前を聞く機会が増えたように思います。

Video Conferencing, Web Conferencing, Webinars, Screen Sharing – Zoom
https://zoom.us/

そのため、Microsoft Teams の Web 会議も良いけど、Web 会議といえばやっぱり Zoom だよ!と言って選択される方も多くいると思います。

それならばと、Microsoft Teams と Zoom を組み合わせて利用したらもっと便利だよというのが今回の記事です。

Microsoft Teams の拡張性

Microsoft Teams にはタブやボットと呼ばれる機能を利用し、さまざまな他のサービスと組み合わせて Teams の機能を拡張する仕組みを持っています。

それはアプリと呼ばれ、スマホのアプリのように公開されているものであれば、ユーザーは自由にストアから自分の Teams に追加して利用することができます。

そして、そのアプリのひとつとして Zoom のアプリが提供されています。

Zoom アプリのインストール

アプリのインストールは簡単です。Microsoft Teams の左側に表示されているメニューの一番下にある「・・・」をクリックし、「アプリを検索」と書かれた検索窓から「Zoom」を検索すると見つかる「Zoom」をクリックするだけです。

追加できない場合は、管理者がアプリの利用を制限している可能性がありますので、管理している IT 部門などへ相談してみましょう。

クリックするとアプリの説明が記載されたダイアログが表示されますので、「追加」をクリックします。

すると次のように Zoom のボットの画面が表示されます。

これで Zoom アプリのインストールが完了です。

Zoom アプリで会議のスケジュールを行う

さて、会議をスケジュールし利用してみます。そのためには、「My Meetings」タブに切り替えます。

サインイン画面が出てきました。Zoom のアカウントでサインインを行います。

つぎに、Office 365 のアカウントでもサインインを行います。これは、Zoom アプリに対して、ユーザー名を表示させたり予定表への書き込みの権限などを与えるためです。Facebook や Twitter や LINE などのアカウントで利用できるサービスにサインインするときに表示される「~~の権限を与えて良いですか?」というものと同じです。

サインイン後に表示されるこちらが同意画面です。Zoom アプリによって 5 つの権限を求められていることが分かります。内容を確認し、スクロールした先にある「承諾」をクリックします。

セットアップが終わりました。

会議をスケジュールするためには「Schedule a Meeting」をクリックします。すると、会議の予定登録画面が出てきますので必要な項目を入力し、「Save」をクリックします。

会議のスケジュールが登録されました。

また、同時に会議出席依頼が参加者に送信され、もちろん、Outlook などのお互いの予定表にも自動的に追加されています。Microsoft Teams の予定表でも確認ができますね。

あとは、会議の時間になったら URL にアクセスするか、会議の予定を登録した「My Meetings」タブで会議を確認し「Start」をクリックすると別にブラウザが起動し会議に参加できます。

Microsoft Teams のアプリの管理

Microsoft Teams の管理者の方は、おそらくこうしたアプリを管理したい、利用を制限したいと考えることもあると思います。そちらの設定も少しだけ見てみます。

アプリを管理

Microsoft Teams 管理センターを開き、[Teams のアプリ] – [アプリを管理] をクリックします。ここでは、Microsoft Teams で利用できるアプリの一覧や、全体の設定を変更できます。

アプリを個別に「許可」「ブロック」もできますし、「組織全体のアプリ設定」から、今回のようなサードパーティ製のアプリを丸ごと禁止してしまうこともできます。

この記事を書いてある時点で 400 以上のアプリが登録されていますから、個別にブロックしていくのは大変です。つぎの、アクセス許可ポリシーを利用して利用可否を制御した方が良いかもしれません。

アクセス許可ポリシー

このアクセス許可ポリシーでは、ユーザーがどのアプリを利用できるかを設定できます。また、ポリシーを複数作成し適用するユーザーを分けることで、特定のアプリを一部のユーザーには許可するが、その他のユーザーには禁止するなどの設定もできます。

アクセス許可ポリシーの設定は、[Teams のアプリ] – [アクセス許可ポリシー] をクリックします。

既定では「グローバル」ポリシーが作成されており、それが全ユーザーに適用されています。ポリシーでは次のカテゴリーごとに設定ができます。

  • Microsoft アプリ
  • サードパーティ製アプリ
  • テナント アプリ

今回の Zoom アプリはサードパーティ製アプリに属します。例えば、Zoom アプリのみを許可する場合には、サードパーティ製アプリの設定を「特定のアプリを許可し、他のすべてのアプリをブロックする」に変更し、Zoom アプリを許可リストに加えます。

どういったアプリをどのユーザーに使わせるか、または、使わせないかは、管理者側の運用ポリシーになるかと思います。

管理者の同意

今回の Zoom アプリのように、Microsoft Teams にインストールしユーザーが利用する場合には、アプリがユーザーの情報にアクセスできるようにするために承諾が必要です。

この承諾をユーザー毎に行わせるのが面倒な場合は、テナント管理者があらかじめ「組織の代理として同意する」ことができます。

テナント管理者が Zoom アプリにサインインするときには、上記のように特別なメニューが表示され、チェックを入れた状態で「承諾」を行うことでユーザー毎の承諾を不要にすることができます。

さいごに

少し長くなってしまいましたが、Microsoft Teams に Zoom アプリをインストールし、組み合わせて利用する方法について書いてみました。

このように、Microsoft Teams は Office 365 だけではなく、他の様々なクラウドサービスと組み合わせて利用することができる仕組みになっています。

そして、海外を中心として多くの企業向けクラウドサービスは、Microsoft Teams 向けアプリを積極的に出している印象があります。

Microsoft Teams の良さも活かしつつ、Zoom のような他のクラウドサービスの良さも活かしつつ、便利に利用が出来ればと思います。