日本時間 5 月 17 日の早朝に、SharePoint Virtual Summit 2017 がオンライン イベントとして配信され、いくつかの新たな今後の追加機能などがロードマップとして発表されましたので、まとめていきたいと思います。発表のスライドについては、Twitter で Microsoft SharePoint 公式アカウントがツイートしていたので、そちらを参照していきます。

動画の視聴はこちら。

SharePoint Virtual Summit Keynote
https://event.microsoft.com/events/2017/1705/SharepointSummit/

SharePoint Virtual Summit 2017 Technical Sessions – YouTube
https://www.youtube.com/playlist?list=PLXtHYVsvn_b-7onG7XS6HN7v9XlVEFvJL

当日の Q&A の全文はこちら。

SharePoint Virtual Summit – Q&A Full Transcript (May 16th, 2017)
https://docs.com/migueltabera/9409/sharepoint-virtual-summit-q-a-full-transcript-may

Office 365 を使ったコラボレーション

まずは、Office 365 を使ったコラボレーションについての全体像の紹介からでした。Outlook でメールや予定表を使ったり、Word、PowerPoint や Excel で共同編集したり、Skype を使って Web 会議したり、Microsoft Teams では、チャットを中心としたワークスペースが提供されたり、Yammer を使って社内の他のメンバーと繋がったり、そして、SharePoint を使ってコンテンツ、知識やアプリを共有・管理したりと、Office 365 は、様々な場面や用途で利用できる機能やサービスがてんこ盛りです。

また、これらの機能やサービスを横断して、Office 365 Groups でメンバーが管理され、Microsoft Graph を使ってデータにアクセスでき、さらには、セキュリティやコンプライアンスのための機能も提供されています。といったところでしょうか?

OneDrive for Business などのファイル共有

ファイル共有としては、OneDrive for Buisness の機能追加が発表されていました。

先日の Build 2017 でも発表されたとおり、Windows 10 Fall Creators Update で提供される File On-Demand Sync や、ローカルのエクスプローラーから直接「共有」ができる UI などですね。ブラウザで利用した場合の OneDrive for Business の「共有」操作時の UI は、先行リリースではすでに新しいものに変わっていましたね。

下記の記事では、セキュリティやコンプライアンスまわりの情報がまとまっていました。

Secure your information with SharePoint and OneDrive
https://techcommunity.microsoft.com/t5/SharePoint-Blog/Secure-your-information-with-SharePoint-and-OneDrive/ba-p/70112

Microsoft Flow とか PowerApps とか

次にビジネス プロセスの変革として紹介されたのは、Microsoft Flow や PowerApps でした。

ドキュメント ライブラリに簡単な承認フローが組み込まれるようです。リストのフォームも PowerApps で作成できるようになるみたいですね。

その他、これはすでに展開中ですね。Microsoft Flow の「チーム フロー」を利用して、作成したフローを共有できたりします。

詳しいまとめは、下記ですね。

Reinventing business processes in SharePoint & Office 365
https://techcommunity.microsoft.com/t5/SharePoint-Blog/Reinventing-business-processes-in-SharePoint-amp-Office-365/ba-p/69260

新しい種類の SharePoint サイト

ちょっと目立つところでは、SharePoint Online の新しい種類のサイト「Communication Sites」が紹介され、今年の夏ごろに登場するようです。

グラフィカルでかっこいいサイトが簡単に作れるよというのがウリみたいですね。

あとは、チーム サイトでも利用できる Web パーツが増えるというところでしょうか。見た目のデザインも、いまどきっぽいですかね。あとは、ページのレイアウトも選択できるようになるみたいで、モダン ページもやっと使えそうな感じになってきました。

詳しいまとめは、下記ですね。

Reach your audience via SharePoint communication sites in Office 365
https://techcommunity.microsoft.com/t5/SharePoint-Blog/Reach-your-audience-via-SharePoint-communication-sites-in-Office/ba-p/70079

Personalize team sites in Office 365 and amplify teamwork using MS Teams and Office 365 Groups
https://techcommunity.microsoft.com/t5/SharePoint-Blog/Personalize-team-sites-in-Office-365-and-amplify-teamwork-using/ba-p/70082

検索とか Yammer との組み合わせとか

検索周りではパーソナライズされた検索で、素早くファイルを見つけられたりといったあたり。

これは、今年の夏ごろに登場するようです。

従来もありましたが、Yammer を埋め込んだりといったところも。

詳しいまとめは、下記ですね。

Harnessing Collective Knowledge with SharePoint and Yammer
https://techcommunity.microsoft.com/t5/SharePoint-Blog/Harnessing-Collective-Knowledge-with-SharePoint-and-Yammer/ba-p/70164

SharePoint 管理センター

管理面では、新しい SharePoint 管理センターが追加されたり、また、個人的には気になったもののあまり触れられていなかったような気もしますが、サイト コレクション単位の条件付きアクセス ポリシーが追加されたりするようです。

新しい管理センターは、第 4 四半期の予定ですね。

詳しいまとめは、下記ですね。

Introducing the new SharePoint Admin Center
https://techcommunity.microsoft.com/t5/SharePoint-Blog/Introducing-the-new-SharePoint-Admin-Center/ba-p/70294

開発まわり

このあたりは、先日の Build 2017 で発表されたようなところですかね。SharePoint Framework Extensions が提供されたり、Microsoft Graph などで SharePoint Sites が使えたりするようになります。

Build 2017 での発表内容は、下記にまとまっています。

Office at Build 2017—announcing new opportunities for developers
https://blogs.office.com/2017/05/10/office-at-build-2017-announcing-new-opportunities-for-developers/

また、オンプレミスの SharePoint Server 2016 へも Feature Pack 2 で SharePoint Framework が提供されるようですね。

ちなみに、下記によると SharePoint Server 2016 Feature Pack 2 のリリースは、今年の秋ごろのようです。

SharePoint Server 2016 and Beyond…
https://techcommunity.microsoft.com/t5/SharePoint-Blog/SharePoint-Server-2016-and-Beyond/ba-p/70107

その他

あと、そこまで大きな話題にはなっていないようですが、すでに作成済みの SharePoint サイトにも Office 365 グループを紐付けることができるようになるみたいです。

ロードマップや発表内容のまとめ

今後登場する機能がだいたいまとめられています。

手元の環境で確認したところ Yammer グループのコネクターなどは、すでに利用できる状態になってました。Coming soon のものは、ホントにスグに展開されるものもありそうですね。

Office Blogs でもまとめられています。そのうち、翻訳されたものが出てくると思います。

SharePoint Virtual Summit showcases growth, innovations and customer success
https://blogs.office.com/2017/05/16/sharepoint-virtual-summit-showcases-growth-innovations-and-customer-success/

(2017/5/24 追記)翻訳されました。

SharePoint Virtual Summit 開催: 成長を続ける SharePoint の最新イノベーションとお客様事例を紹介
https://blogs.technet.microsoft.com/microsoft_office_/2017/05/23/sharepoint-virtual-summit-showcases-growth-innovations-and-customer-success/

さいごに

発表されたすべてを紹介できたかは少し自信がありませんが…、SharePoint モダン UI を中心に機能が追加されて、いよいよ使ってみようかなという段階に入ってきそうな気配ですかね。今回の発表をあらためて見直して、いざという時に慌てないように少しずつ内容を確認していきたいです。それにしても、いろいろと発表されました。はじめにご紹介した動画では、デモ盛りだくさんで紹介されていますので、ご興味がある方はぜひご覧ください。